2009年12月30日水曜日

情報端末とワーク・ライフ・バランスの関係

つい先日、やらないことに関するエントリーを書きました。今回はそれに関連した話になります。

情報端末とワーク・ライフ・バランスの関係について

ここ数年でネットワーク技術が格段に進歩し、かつインフラが整い、時間と場所を問わずインターネットに接続しやすい世の中になりましたね。昨今、どのような職業でもコンピュータを使うようになりました。高齢者世帯を除いて、ほとんどの家庭でPCを1台は持っていると思われます。これにより、自宅へ仕事を持ち帰ることや、情報を調べることができる機会が大きく増えました。

しかし、仕事がしやすくなった反面、「私生活と仕事が混同し、切り分けが難しくなった」ということが言えるでしょう。

自分の活動するIT業界では、この傾向が顕著に現れていると感じます。
職場環境に依るところが大きいでしょうが
  • 実力・成果主義
  • 担当部分が終わらなければ、残業し放題。土日出勤あり。
  • 自分でドンドン成長することが望まれる。「仕事が終わらないのは君の能力が低いからだ」と言わんばかりの組織文化を持った企業もある。
  • 新しい技術は年々増える。自らアンテナを張り続ける必要がある。
  • 職場ではマネジメント(人事考課など)に割ける時間がほとんど無い。
  • 自宅での持ち帰りを前提とした業務の割り振り
等々、色々な理由が思いつきます。
自宅に帰って直ぐにPCの電源を入れる人は多いでしょう。やることは、書類の作成、情報収集、テストプログラム作成、などなど。

これらが悪いこととは言えません。どの世界でも成長するための努力は必要ですから。

問題なのは、いつでもPC漬け・情報漬けの生活を送ることで、私生活と仕事の切り分けができなくなることです。混同した状態が続くと
  • 体や心を休めるはずの私生活で休めなくなる。
  • 楽しむはずの余暇やイベントが素直に楽しめない。仕事のことを考えてしまう。仕事の事を考えていないと落ち着かない。
  • インターネットにアクセスしていないと落ち着かない
そんな症状に悩まされるようになってしまいます。
(IT業界で心の病気の方が増えていると聞きますが、関係があるかもしれません)

対策の1つとして「PCに触らない時間帯を決める」ことが挙げられるでしょう。「日曜日はPCを立ち上げない。心と体を休めることに努める。どうしても立ち上げるなら寝る前15分のメールチェックに限定する。」といったことをルールとして決めてしまう。

心や体を壊しては仕事を続けるどころか生きていくことが大変になってしまいますから、何らかの対処をしなければいけませんね。

ご自愛ください。

2009年12月27日日曜日

やらないことを決める

診断士受験生のブログを読んでいると、来年の試験に向けて動き出している人が多いですね。

「ああ、自分も今年の試験の振り返りや、来年の学習法を決めないとなあ」
そう思いながらも、ズルズルと時間だけが経過しています。

いまいち気が乗らない。
他に優先順位の高い作業がある。

理由は色々あれど、成果が出ていないことには変わりがない。
そして自己嫌悪感が増していく。そのため、思い切って
「年明け一週目が終わるまで診断士の学習はしない」
ということを決めました。
やれないのではなくて、やらない。計画としてやらない。
期限がきたら、必ずやる。

ストレスから自分を守るための、後ろ向きな気持から生まれた考え方かもしれません。
ですが、「試験勉強をやらないなら、他のやるべきことは集中的にこなさないと!」といった前向きな気持ちも生まれてきました。

2009年12月26日土曜日

ブログのカスタマイズに挑戦

このブログはGoogle Bloggerを利用しています。
少しまとまった時間ができたので、色々とカスタマイズに挑戦なのです。

自分の思い通りに変更するには独特なルールを理解する必要があるので、なかなか大変ですね。

しばらく使っていなかったphotoshopを立ち上げてバナーも作ってみましたが、設定の仕方が良くわかりません。もう少しだけ頑張ってみよう。


2009年12月24日木曜日

今日は楽しいクリスマス

診断士合格発表から10日以上が経過しました。
未だに不合格からすんなり立ち直れず、何かモヤモヤしています。モヤモヤ星人に体を乗っ取られてしまったようです。前向きな人がうらやましいなあ。合格者のみんな!オラに元気を分けてくれ!

で、今日は楽しいクリスマスですね。

自分の本音としては別に楽しかねーけどさ、口に出さないのが大人ですよね。
あー やだやだ!大人になんかなりたくなかった!ふんふんフーンだ!クリスマスもバレンタインも父の日も母の日も、イベントなんてどれも金に汚い大人が仕組んだことじゃないか!ばーかばーか!

やさぐれていても仕方が無いので、とりあえずクリスマスパーティの準備をします。

家族へのプレゼントは購入済み。
子供はベイブレード。嫁さんはフードプロセッサーです。

困るのは自分へのプレゼントです。欲しい物が無いんですよね。

嫁「クリスマスプレゼント、何が欲しい?」
僕「うーん、診断士の合格が欲しかったなあ・・・」
嫁「ちょっと!折角のクリスマスが台無しになるようなこと言わないでよ!(バシッ」

思い出したよ欲しいモノ。椅子が好きなんですよ。椅子。
で、長年ずっと欲しくて我慢している椅子があるんです。


Fritz Hansen
「The Egg」

価格:64万円


これ欲しい!なんて言ったら殴られること確実なので言えません。



結局、ユニクロに行ってタートルネックセータを買ってもらいました。
980円。なんてお得!

僕「じゃあ、このグレーのタートルネックにするよ」
嫁「ちょっと!ただでさえ暗い顔なんだから、服くらい明るい色を選びなさいよ!(バシッ」

(;つД`) ううっ・・・

2009年12月18日金曜日

診断士2次結果詳細が届いた

簡易書留で診断士2次試験の結果詳細が届いた。

ああ、やはり事例Ⅳで足切りだったのだろうか。自信のあった事例Ⅰ~Ⅲはどうだろう。ドキドキして、結果を見るのに勇気がいる。

嫁さん「さっさと見れば?落ちてるの確定なんだから。」

ヒッ!
な、なんて受験生の心理がわからない人なんだ・・・ 
でもまあ、確かにその通りですね。さっさと開けてみた。
あなたの標記試験の結果は次の通りです。

事例Ⅰ A (60%以上)
事例Ⅱ C (40%以上50%未満)
事例Ⅲ C (40%以上50%未満)
事例Ⅳ D (40%未満)
===
4科目の総得点 C
。。。

ガ━━━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━━━ン

事例Ⅳは予想通りとして、事例Ⅱと事例ⅢがCかよ!

自分の手ごたえとしてはAまたはBくらいの感覚だったのに・・・
ここまで差が開くことがショックだわ・・・
何がいけなかったのだろう。
直ぐに思い浮かぶのは証明書の写真で目が泳いでいたことくらいだ。

中小企業診断協会と自分の回答で、何かが根本的に違うんでしょうね(公式な解答が公表されないのでわかりませんけど)。

うわー、来年の試験対策どうしよう。

今年の合格者で再現答案をblogにアップしている人がいるだろうから、自分の解答と何が違うのか確認してみます。

===
ちなみに、自分の解答(かなり雑ですけど)のリンクを以下に貼っておきます。
駄目な参考として下さい。

渋谷でインタビュー

あるNPOの会長さんにインタビューを行うため、渋谷の事務局を訪問しました

東東京に住んでいるせいか、山手線西側に位置する渋谷に行く機会は少なく、未だにドキドキしちゃいます。自分より茨城県の女子高生の方が渋谷に詳しいんじゃないかなあ。ハチ公口以外の出口から降りると必ず迷子になるし、すれ違う人はお洒落な人たちばっかりで「ぼ、僕みたいな下等生物が同じ空気を吸っちゃってごめんなさい!」な気持ちになるし、渋谷はしょうまっこと怖い街やき!

で、話は戻りましてインタビューです。

相手は好意で協力してくれているわけですから、気持ち良く話してもらうことが大切ですよね。ですが、気持ち良くなってくると、脱線するケースも多くなります。

時間は有限ですので上手く軌道修正したいのですが、それが難しい。
脱線話から「おっ?」と思えるような着想を得ることもありますので、そう考えると話を聞き続ける必要性も感じます。

この辺りの匙加減も、経験を積むと自然とコントロールできるようになるのかなあ。

2009年12月16日水曜日

診断士受験502教室 キックオフ満員御礼

東京も猛烈に寒くなってまいりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

こんな夜は芋焼酎のお湯割りがお勧めです。湯気に乗った芋の香りで軽く酔い、体が温まります。冷酒と違って悪酔いもしませんよ。ということで、お酒を飲みながらブログを書いているわけですが、嫁さんに「酒の肴になるもの、何か無い?」と聞いたところ、カンパンが出てきました・・・ なぜにカンパン・・・
「カンパンみたいにボソボソした性格のお前にぴったりじゃねーか!」なんて理由だったらどうしよう!と猛烈に胃が痛みましたが、そんなこと無かったようです。先日行われたマンションの防災訓練の時に、賞味期限切れ間近のカンパンが参加者に配られたみたい。診断士試験に落ちてから考え方が悲観的で嫌だわ。


で、話は変わりますが、情報収集やモチベーションアップでお世話になっている診断士受験502教室主催のキックオフ会が来年1月9日(土)に開催されます。わあわあ!

つい先日の日曜日に募集が開始されました。昨年は70名、一昨年は100名ほどの方が参加されたようです。す、すごい人数ですね。
「行ってみたいけど2次試験に落ちちゃったしなあ、かっこ悪いなあ」なんてモジモジしていたら、あっという間に満員御礼締切だそうで。募集開始から3日で枠が埋まっちゃうとは思わなかったなあ。参加者の皆様、僕の分まで楽しんできて下さい。


独学で学ばれる方にアドバイス:
他の受験生や診断士の先生と話をする機会が少ないでしょうから、今回のような機会があれば積極的に参加されることを勧めます。自分は今年の春先に診断士の先生方と話をする機会があったのですが、その体験が受験勉強のモチベーション維持に大きく貢献してくれました。

2009年12月11日金曜日

診断士2次合格発表

診断士協会へは行かず、WEBで合否を確認しました。

自分の番号はありませんでした。不合格です。

そして合格した方々、本当におめでとうございます。

いやーそれにしても事例Ⅳの出来の酷さから予想できていたことですが、やはり番号が無いのは寂しいですね。夏から秋にかけて情熱を燃やしていた診断士試験ですが、少し燃え尽きた感があります。
来年の2次試験も今年のような事例Ⅳだとしたら、ちょっと合格できる気がしないなあ。

でもまあ、とりあえず一区切りついたということで、少し時間をかけて診断士試験のこれからを考え直します。

応援してくれた皆様、ありがとうございました。

2009年12月10日木曜日

診断士2次発表前日

明日は中小企業診断士の2次試験合格発表。
現在の心境は、自分でも驚くくらいに冷静です。

1次試験の後は自己採点が合格ラインギリギリだったので、合否発表前日は神様に祈るくらい辛かった。それに対して、今回の2次試験は事例Ⅳでコテンパンに、祈る気力も削がれるくらいにできなかった。全く自信がない、期待できないので試験前日でも冷静というわけです。

2次試験後、診断士関連の勉強は全くしていません。自己解答をざっくりと振り返ったのみです。せっかく勉強する癖がついたのだから簿記なりファイナンシャルプランナーなり資格試験の勉強を続けようかと言う気持ちもありましたけど、先月に子どもが生まれたのでそれどころではありません。産後で嫁さんが家事できない(しないほうがいい)ので、勉強はおあずけ。その分、家事しまくりの生活を送ってきました。

ギリギリ滑り込んだ1次試験。出産と重なるかヒヤヒヤした2次試験。どちらも経験できてよかった。
結果はどうあれ、色々なことに感謝しています。

コンテンツの目的を理解しよう

「とくダネ」というテレビ番組でphotoshopを利用した年賀状作成特集が放送された。

内容を簡単に書くと
  • 年賀状で写真を使う人は多いですよね。特に家族や赤ちゃんの写真
  • デジカメで撮影した写真をそのまま使うのでは無く、photoshopを使うと面白い合成写真が作成できますよ
  • 今までとは一味違った画像を作ってみてはどうですか
といったものだ。

主婦がノートPCで作業している映像も流され、視聴者に対して「あたしでもやれるかも」感を演出している。この番組のターゲットは主婦(ITに強くない)だろう。番組を見ていた嫁さんも「すごいね。おもしろそうだね。」と少し興味を持ったようだ。

その直後だ。
アナウンサーにコメントを振られたコメンテータが一言。
「既にphotoshop使ってる人からしたら、何をいまさら、って感じだよね」


・・・


じぶん「このコメントで全部台無しだね」
嫁さん「そうだね」

2009年12月7日月曜日

第1回ウェブ学会シンポジウム リアルタイム中継

2009/12/07(月) 第1回WEB学会シンポジウムが開催されました。

(スポンサーのマイクロソフトのロゴがbingなのに笑ってしまった)

このシンポジウムは自宅に居ながら楽しむことができたわけですが、それは
Ustreamによるリアルタイム中継と、
twitterのハッシュタグを使ったつぶやきによるものです。
ニコニコ生中継でもライブ映像が流され、会場合わせて5000人!近くの人が視聴したようです。
盛りあがりましたなー

(ちなみに、質問は全てtwitter経由でのみ受け付けていました)

Ustream+twitterの組合わせはIT関連の勉強会などを中心に広がりつつありますね。


今回のシンポジウムにおいて、自分の中で大きな収穫がありました。
会場まで行かずに済んだとか、寒い思いをしないで済んだとか、参加費1000円払わないで済んだとか、そんなことじゃありません。
(いや、でも参加費払わないのはどうなんだろう。会場の人は不公平さを感じないのだろうか)

知識創造における「場」としての機能です。
Ustreamコンテンツをネタに、twitterでリアルタイムに視聴者がつぶやくわけですが、そのつぶやきが多くの「気づき」や「一体感」を与えてくれます。これはすごい。集合知としてのtwitterすげー

今まで自分のtwitterの使い方は、
・繋がった人同士である話題についてつぶやきあう
・ライフログとして現在自分が行っていること、考えていることを記録する
に限定されていたのですが、甘かった。twitterの神髄は、そこではなかった。

速報性でtwitter、突っ込んだ内容はblogで、といった流れが主流になりそう。


早速、録画された動画が公開されています。

午前
午後-1
午後-2
午後-3

2009年12月6日日曜日

無料に対する戦略

無料サービスを連発するGoogle

ここ最近、Googleがやたらと元気な印象を受ける。

Google日本語入力、Google Dictionary、Google Public DNSなど、これから普及が広がりそうなサービスが立て続けに発表された。携帯端末向けアーキテクチャAndroidを乗せた製品も市場に出回ってきている。Gmail、Chrome、Google Maps、Google Docs、Calendar、YouTubeなどは広く普及したと言えるし、Google Voiceなど恐るべき破壊力を秘めたサービスも誕生している。

ユーザーは料金を払う必要が無い。無料だ。無料だったら、とりあえず使ってみようという気になる。自分には向かないな、必要ないかな、と思ったら、そのサービスの利用を止めればいい。試用に費やした時間は捨てることになるが、金銭的な損失はゼロなので腹は立たない。


近頃のユーザは低価格商品や無料サービスに慣れてきている

無料が多いWEBサービス以外でも、100円ハンバーガーや280円弁当など、デフレによりユーザの購買感情はさらに低価格を望むようになってきてる。企業からすれば、金を払いたがらない客から収益を上げるのは至難の業だ。

Googleのような無料サービスを提供する競合に対して、企業はどのように対応していくべきだろうか。
  • 同じく自社サービスも無料にする。
    価格が同じなら、ユーザは付加価値の高い商品を選ぶはずだ。だが、Googleには世界的なブランド力がある。エンジニアも世界のトップレベル。まともに戦っては先ず勝てない。そもそも収入源をどのように確保するのかという問題が難しい。低価格競争は体力のある企業だからこそ成立する業だ。
  • 自社サービスは有料のまま、高度な機能で差別化する。
    注意すべきはクリステンセンが述べている「イノベーションのジレンマ」だ。持続的イノベーションにこだわり続けると破壊的イノベーションにやられる。低価格、無料に慣れているユーザは、高機能・高価格製品に見切りをつける可能性が高い。

うーん。無料が絡んだビジネスモデルについて、もっと学ぶ必要があるなあ。
図書館に行って、行動経済学の書籍でも借りてこよう。


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略小林弘人(監修・解説)

日本放送出版協会 2009-11-21
売り上げランキング : 4

おすすめ平均 star
star正確によまなければ危険な本
star私達は、今までの値付けを疑わなければならない
starアトムからビットへ

2009年12月3日木曜日

さらばことえり ようこそGoogle日本語入力

google日本語入力(ベータ)が公開されました。

機能は名前そのまま。
MS-IMEやATOKのような日本語入力システムです。

以前よりMacBookを利用しているのですが、デフォルトで組み込まれている日本語入力システム「ことえり」の変換精度に強い不満を持ち続けていました。そのためATOKの導入も過去に検討したのですが、Mac版ATOKの価格は約1万円。ちょっと高いかなあ、ということで我慢してことえりを使い続けてきたわけです。

そんな自分のために作られたようなGoogle日本語入力が登場!
価格は無料です。ええ、Googleですから。

飛び付いてみました。

快適です。

さらばことえり ようこそGoogle日本語入力
(ATOKは利用していないので、個人的な比較ができません)

Googleサジェストそのものに近いので、ネットで使われる用語、固有名刺にはやたら強い印象ですね。
これでベータ版なのだから恐ろしいわ。

入力途中で変換候補がバンバン出てくる。
特にプログラム開発者は自動補完機能に慣れているでしょうから、親和性が高いと思われます
個人で試してみる価値は十分にあるでしょう。

JustSystemが心配です…

===
インストール前の懸念事項
  1. 入力情報がgoogleに送信されるのではないか?
    http://www.google.com/support/ime/japanese/bin/answer.py?hl=jp&answer=166771
    基本的には、入力した文字や文章が送信されることは無いとのこと。
    それでも企業で導入するにはセキュリティなどの関係上、不安があると思われます。慌てて導入せず、様子を見るのもいいかもしれませんね。そのうち、パケットフィルタリングソフトを走らせながらGoogle日本語入力を利用したユーザから色々な情報が出てくるでしょう。

  2. ネットワークに繋がっていないと利用できないのでは?
    辞書や変換エンジンはPC側にあるためオフライン状態でも利用できます。実際に接続を切って使えることを確認しました。

2009年11月30日月曜日

自己中心的な子育てを反省する

週末に子供と近所の親水公園を散歩していた途中、岩で組まれた小さな滝に遭遇した。

それを見つけた子供は嬉しそうに聞いてきた。
「登ってきてもいい?」
もし転んだら怪我をするし服も濡れて困るから止めるよう返事をした。
「えーっ!前にも登ったことあるから平気だよ!それに、登りたいと思わない?

自分が子供の頃を思い出した。
岩場やらブロック塀やら、大人から見たら危ないと思えるものに大喜びで登ってた。
危ないとか汚れるとか、あの頃はそんなこと考えもせずに。
楽しそう!と思った時には、動き出してたはずだ。

「行ってきていいよ。気をつけてね。」
全て言い終わらないうちに、子供は岩場へ向けて駆け出していた。

怪我をしたり、服を汚したりすることで、学ぶことはたくさんある。(大怪我は困るけど)
失敗の経験から反省が生まれ、自己形成に繋がっていく。
危険を乗り越えるくらいの遊びの方が、達成感や充足感、自分への自信にもなるだろう。
失敗することは、前進なんだ。
色々な経験をさせないことがリスクなんだ。


最初に岩場登りを止めるよう指示したのは、面倒を起こしてくれるなよ、といった気持ちから発せられたものだ。反省しよう。

親としても成長しないと。

2009年11月24日火曜日

君は文具券を知っているか

子供が通う学校のクラス便りに「分度器を用意して下さい」と記載があった。

ぶ、分度器…
久しぶりすぎて存在すら忘れかけていたよ。
ごめんよ分度器。


時間は既に夕方4時を過ぎており、日も暮れてきた。子供一人で買い物に行かせるには不安がある。
ということで商店街の文房具屋まで一緒に行くことに。

自宅を出る前に嫁さんから文具券なるものを渡された。

ぶ、文具券…
久しぶりというか存在そのものを知らなかったよ。
ごめんよ文具券。


頼もしい金券を手にして、文房具屋に到着すると、「本日全品20%セール」の文字が。ひゃっほう!ついてるぜ!

20%OFF+金券1000円分がある、ということで、強気の買い物モードです。本来買う予定ではなかった練り消しやら自由帳も買うことに。

意気揚々とレジに向かって清算です。
支払はもちろん文具券。


するとレジのお兄さんが
「本日、文具券は使えないんですよ」

( ゚д゚) ・・・ ぇ?

「本日は20%OFFの日なので、文具券は使えないんです」

(;゚д゚) て、定価でいいので、文具券を使いたいのですが

「すいませんが、それもできないんです」

どうしようもないので、現金で支払って店を出た。

現金を持ってる大人(自分)がいてよかった。文具券を持たせて子供一人で買い物に来させていたら、悲しい思いをさせるところだった。

文房具屋で使えない文具券に何の価値があるのか。

2009年11月19日木曜日

ネットワークトラブルで仕事にならない

自宅でPC作業中に突然ネットワークがつながらなくなった。色々と調べてみたが、どうもプロバイダと自宅ルータ間の通信が上手く行っていないらしい。仕事が進まないので思い切って中断。ルータの電源を引っこ抜いたまま外出することにした。

夜になり外出先から帰宅。流石に復旧しているだろうと思いルータに電源を入れるも繋がらない。

仕方がないのでプロバイダに問い合わせてみようと決心するが、プロバイダの連絡先がわからん。調べたいがPCが使えない。不便だなあ。iPhone経由でgoogle検索し、連絡先をなんとか入手。んじゃ電話するかと自宅の電話機を手にするが全くの無反応。そうです。IP電話なのです。

iPhoneからプロバイダに電話するが話し中で繋がらず。ということは自分以外にも困っている人がいるということか。電話をかけると、「少々お待ち下さい」と自動音声が流れる。さんざん待たされた揚句、「急ぎの方は要件を書いてFAXを送ってね。後で連絡するわね」と自動音声が流れて勝手に切れるシステム。なんて素敵。

インターネットFAX送るにもネットがつながらないんだぜ・・・
切れたいのは俺の方だぜ・・・ 

頑張ってサポートに電話する。待たされる。FAX送れで切られる。これを何度か繰り返す。
今までと違う自動音声が流れたのでやっと繋がるのか!と思いきや
「本日の営業は終了いたしております~」

こ、このやろう・・・
どうしようもないので寝る。

次の日の朝には何事もなかったかのようにネットが繋がったのだが、また同じような目に会うのは避けたい。ネットに頼った仕事のあり方を考え直さないといけないなあ。

2009年11月13日金曜日

出産報告

先日、2人目の子供が生まれました。
母子ともに健康です。自分の立ち会いも2回目なので、前回よりも余裕を持ってサポートすることができました。
家族や友人、仕事関係の人、みんなに感謝。

予定日は11月1日でした。診断士の2次試験は10月25日。
予定日よりも少し早く生まれると試験日と重なることになります。
その場合、「診断士受験は来年にお預け」と決めていましたが、それでも勉強する以上は受験したいよね。ということで試験日直前は違った意味でソワソワしていました。
2次試験前日に「まだ生まれるなよー もう少し待ってねー」と大きなお腹に声をかけたりしていたことが懐かしい。

結果はわかりませんが、予定通り試験を受けることができてラッキーだった。
赤ちゃんも診断士試験に協力してくれてたんですね。

ありがとう。

2009年11月1日日曜日

ざっくり再現 事例4 その3

昨日のエントリーに引き続き、本日も事例4になります。
===

第3問(配点20点)
 D社では、売上高と利益の関係を把握するため、経常利益ベースでの損益分岐点分析によるシミュレーションを開始した。平成20年度の売上原価に占める固定費は1,598百万円である。推計によると、平成21年度に景気が減速した場合、20%程度の売上高減少が見込まれることがわかった。
 また、本社(土地及び建物)を売却しない場合の平成21年度の国定費および営業外損益は平成20年度と同額とする。
 なお、金利を8%とし、販売費及び一般管理費、営業外損益はすべて固定費とする。

(設問1)
 D社の平成20年度の損益分岐点売上高を求め、(a)欄に記入せよ。
 また、本社を売却しない場合について、平成21年度の売上高が平成20年度より20%減少したときに予想される経常利益を求め、(b)欄に記入せよ。
 なお、計算結果は百万円単位で解答し、百万円未満を四捨五入すること。


「経常利益ベースでの損益分岐点分析」が何なのかよくからないまま問題を読み進める。すると問題文に「販売費及び一般管理費、営業外損益はすべて固定費」と記載があり、ヒラメキが起きた。
売上高=変動費+固定費+利益 だから
  • 売上高=売上原価+販売費・一般管理費+営業外収益-営業外費用+経常利益
ってことか。なんか違うな。いや、いいのか?ああ、でも時間が残り20分切ってる!やるしかない!変動費と固定費が算出できたけど、損益分岐点ってどうやって算出したっけ!?こ、これがパニックというやつか!落ち着け… 落ち着くんだ… 素数を数えて落ち着くんだ… 素数は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字… わたしに勇気を与えてくれる… 2·3·5·7·11·13·17·19… 次なんだっけ ぎゃああああ!


(設問2)
 本社を売却した場合の平成21年度の損益分岐点売上高を求め、(a)欄に記入せよ(計算結果は百万円単位で解答し、百万円未満を四捨五入すること)。
 また、この結果、営業レバレッジがどのように変化し、その変化がD社の業績にどのような影響を与えるかを、財務・会計の観点から100字以内で(b)欄に説明せよ。

与件文に売却した時の条件が色々と書いてあったな。オフィスの賃借料って販売管理費でいいのか?金利の8%って、短期・長期借入金の合計に掛ければいいのか?困ったなー

「営業レバレッジ」が何かさっぱりわからない。とりあえず何か書いて部分点を狙わないと。それっぽいことを書くだけ書け!
  • 固定資産の売却、借入金の返済により、総資産と支払利息額が縮小する。これにより営業レバレッジの値が大きくなり、D社の業績も改善される。
適当この上ない。


第4問(配点20点)
 D社は、Y社への売り上げは円建てで支払いを受けているが、海外に輸出する自社製品の支払いは上期末と下期末の2回に分けて米ドルで受け取っている。この為替リスクをヘッジするため、D社は、通常、各半期の期首に予想売上高分の為替予約を行っている。平成21年度上期分は1ドル100円で500万ドルの為替予約(ドルの売り建て)を行った。

(設問1)
 平成21年度の上期の売上高は、予想を下回り430万ドルであった。上期末の為替のスポットレートは102円であった。この場合の為替による損益を求めよ(単位:万円)。

残り時間10分切ってるううう!やべええええええ!
5,000,000ドル×100円=500,000,000円 そして
4,300,000ドル×102円=438,600,000円 これの差分は 61,400,000円
答えは6140万円の損?ええー!何か違うだろコレ、為替による損益になってねーよ


(設問2)
 D社では、オプションを用いて為替リスクをヘッジすることも検討している。1ドル100円で決済するためには、どのようなオプションを用いるべきか、50字以内で(a)欄に説明せよ。
 また、オプションを用いた場合の長所と短所を100字以内で(b)欄に説明せよ。

あと5分だあああ!うひょおおおお!
設問1の流れで現在上期末のレートが102円って前提なのかな?「1ドル100円で決済する」ってどういう意味なんだろ。100円で確定ではなくて、損が出る時は100円で決済して、損が出ないときは権利放棄って意味なのか?もっと勉強しておけばよかったなあ
  • (a)ドルのプットを1ドル100円で買う
  • (b)長所は、為替変動による損失を防ぐことができる。短所は、オプションプレミアム分の損失が発生することである。
たいしたことが書けない。2行余ったが時間が無いのでどうしようもない。

間もなく終了の合図


しばらく白目をむいた たれぱんだ状態が続いた。

2009年10月31日土曜日

ざっくり再現 事例4 その2

昨日のエントリーに引き続き、本日も事例4になります。

===

第1問(配点40点)
 D社の平成20年度の財務諸表を用いて経営分析を行い、この企業の財務上の長所・短所のうち重要と思われるものを3つ取り上げ、その各々について、長所・短所の根拠を最も的確に示す経営指標を1つだけあげて、その名称を(a)欄に示し、経営指標値を計算(小数第3位を四捨五入すること)して(b)欄に示した上で、その長所・短所が生じた原因をD社のこれまでの経営状況に照らして(c)欄に60字以内で説明せよ。

売上高営業利益率 8.48%
長所は、同業他社と比べて収益性が高い点である。原因は、高い技術力、高品質に定評があること、アジア諸国の売上増加である。

有形固定資産回転率 2.65回
短所は、同業他社と比べて有形固定資産の効率性が低い点である。原因は、中古不動産の買い増し、本社社屋の老朽化である。

負債比率 74.08%
短所は、同業他社と比べて負債比率が高く、安全性が低い点である。原因は、借入金に依存した財務体質である。

考え:
財務諸表を分析する前に、1ページしかない与件文を探る。まず、原因ありき。
  • 「日本製の高品質・高機能が消費者に支持」「アジア諸国でも順調に売り上げを伸ばしている」「中古不動産を買い増し」「本社社屋の一部は老朽化」
たいした情報が見つからない。

同業他社と比較する視点からB/Sを見てみる。
現金・預金はある。売上債権はあまり変わらず。棚卸資産は少ない。土地と建物・機械装置は差が大きいので、必ず使おう。負債の差が大きいのでこれも使えそうだ。P/L見ても利息払いのせいで営業外費用が大きくなってるな。よしよし。純資産はあまり変わらず。

P/Lを見てみる。パッと見てわかるのは、営業外費用が大きいことと、特別利益、特別損失が無いことくらい。あとは計算結果を比較しないとわからなそうだ。

ここまでの情報を元に、「収益性」「効率性」「安全性」の切り口から解答を考える。

売上は好調っぽいので、収益性の高さが長所だな。「売上高総利益率」「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」あたりをザッと計算して、同業他社と一番差が大きい「売上高営業利益率」を解答とした。

効率性ということで、定番の「売上債権回転率」「棚卸資産回転率」を算出してみた。同業他社とそれほど差がない。なので「有形固定資産回転率」で決まり。

安全性に指標を何にするかでかなり迷った。原因は、借入金が高く安全性が低い、支払利息で収益性を圧迫していることだ。当座比率は支払い能力を指摘したい時に使うので違う。固定比率の値は悪いけど、借入金の指摘には弱い。自己資本比率の値も悪いけど、純資本の値そのものは同業他社とあまり変わらない。なのでストレートに借入金や利払いを指摘する負債比率に決定した。

ここタイミングで時計をみると16時20分。時間かけすぎたか?あと40分しかない。このペースだと全部は解けないだろこれ。どうしようどうしよう。とにかくやるしかない。

第2問(配点20点)
 近年の経済のグローバル化に伴って経営環境は不確実性を増している。D社の平成20年度の期首の投下総資本は4,907百万円であり、それに対する平成20年度の総資本営業利益率は9.7%であった。平成21年度の総資本営業利益率は前年並みになるか、もしくは景気が減速すれば-2.5%になると予想され、それぞれの状況が生起する確率は1/2と想定される。負債の平均資本コスト(負債総額に占める利益の割合)を4.9%とし、支払利息以外の営業外損益および特別損益はゼロと仮定して、次の設問に答えよ。

(設問1)
 本社(土地及び建物)を売却しない場合、平成21年度の税引前自己資本利益率の期待値を求めよ(計算結果は%で解答し、小数第3位を四捨五入すること)。

ちくしょー!日本語がわかりにくいんだよ!条件を箇条書きにしてくれよ!
景気が減速すると-2.5%になるから9.7%-2.5%で7.2%ね。フムフム…

(7.2%ではなくて、-2.5%をそのまま使うみたいですね。問題を読み間違えたことに気付かず、これ以降は1点にもならない無駄な時間を過ごすこととなりました。お疲れ様です。)

(設問2)
 本社(土地及び建物)を売却した場合、18億円のキャッシュフローが得られる。これを全額負債の返済に充当することを検討している。この場合、景気変動による税引前自己資本利益率のバラツキがどのように変化するかを100字以内で説明せよ。

自己資本利益率を分解した式を思い出した。

自己資本利益率 = (純利益/売上高) * (売上高/総資産) * (総資産/自己資本)

お、思い出しただけさ。。。
こいつを使いこなすだけの思考は持ち合わせちゃいないんだぜ・・・

とにかく、考えてみる。
  • 土地売却と負債返済により、固定費が減る。負債も減る。総資産も減る。
  • 負債が減るということは営業外損益が減るので純利益は改善される。
  • 売上高そのものは景気変動により変化する。影響を受ける純利益も変化する。
  • 総資産は固定費減、負債減により小さくなる。
  • 自己資本は変わらない。
結局、バラツキはどーなるんだよ!(逆切れ

やはり期待値の偏差とか計算して解答を書くべきなのか?でも、もう時間が無いぞ。とにかく何か書かないと!

最終的には
  • 借入金返済により利息支払いが減るので、返済前より利益が増えるようになる。
  • 自己資本そのものは変わらない。
  • よって税引前自己資本利益率のバラツキは拡大する。
こんな感じで、めちゃくちゃなことを書いた気がする。景気変動関係ないし。

(続く)

===
後日談:
負債比率の計算方法を(負債/総資産)と間違って憶えていました。(負債/自己資本)だったようですね。有形固定資産回転率の計算でも、「その他有形固定資産」を加算し忘れました。頼みの綱の経営分析でもミス連発です。。。

2009年10月30日金曜日

ざっくり再現 事例4 その1

昨日のエントリーに引き続き、本日は事例4になります。

事例1~3は試験終了までに多少の時間が余ったので、問題用紙に自分がどんな解答をしたのか簡単なメモを残すことができました。しかし、事例4に限っては時間が足りず、十分なメモを残すことができませんでした。

そのため趣向を変えて、自分がパニックになった様子をざっくり再現してみようかと。
何の役に立つかわかりませんが、記録を残しておきます。

===


最後の事例4が始まろうとしている。

事例1~3は過去問を中心に勉強した成果が出たのか、自分なりに良い感触を掴んでいた。ここまで大きく外した事例は無いと思われる。タイムマネジメントも上手く行ってる。事例4もオーソドックスな問題が出れば、なんとか60点キープできるかも!

問題用紙と解答用紙が配られた。解答用紙が少し透けてみえる。第1問目は例年通り、問題のある経営指標を3つ選ばせ、指標名、指標値、原因を書かせる問題のようだ。よーしよしよしよし!特訓の成果が出せそうだ!後は定番の情報関連の問題と、キャッシュフロー計算、CVP分析、DCF法で基本的な問題が出れば、もしかしていけるんじゃないの?気合入ってきたぞ!

短くベルが鳴り、試験監督から「始めてください」と合図がある。
勢いよく問題用紙をめくる受験生たち。

事例文は過去問と同じく1ページのみ。財務諸表を見てみよう。自社と同業他社を比較するパターンだ。B/SとP/Lの他には別表で減価償却累計額と従業員数があるのみ。かなりシンプルな問題なんじゃねーのコレ。

突然、教室のドアが開き、試験官が飛び込んできた。
「問題文に訂正があります。」
おいおい、何だよ、
「5ページの第3問の5行目、「国定費」とあるのは「固定費」の間違いです。繰り返します・・・」
どんな間違いだよ。問題作成は秘密主義が原則だから、チェックする機能って組み込まれてないのか?なんて余計なことを考えてる場合じゃなかった。問題に戻ろう。

第1問は経営分析だな。フンフン。
む、ちょっと待てよ。「長所・短所のうち重要なもの」と書いてあるぞ。定番通りかと思ったら、少し捻ってきたよ。長所も探すとなると時間がかかりそうだな。配点は40点!高いな。でも経営分析さえバッチリ押さえれば足切りにならないということね。次を見てみよう。

第2問、問題文が長いよ!ごちゃごちゃ数字が書いてあって、わかりにくそうだ。
「期首の投下総資本」「総資本営業利益率」「負債の平均資本コスト」
なんだか聞きなれない用語が並ぶ。
設問1は「税引き前自己資本利益率の期待値を求めよ」とある。計算間違えなければ、なんとかなるかも。
設問2は「景気変動による税引き前自己資本利益率のバラツキがどのように変化するか100文字以内で説明せよ」とある。
バラツキが変化?なんだこれ。設問1で期待値を出すから、設問2では偏差を使えってことか?解答は「XXな理由から、バラツキは収束(または拡散)する」とでも書けばいいのか?よくわかんねーなコレ。

第3問は、CVP分析だ。どれどれ。
設問1の「経常利益ベースの損益分岐点」って何だ?過去問で定番だった「売上高=売上高*変動費率+固定費+営業利益」の方程式を解かせる問題とは少し違うみたいだ。
設問2「営業レバレッジ」って何だ?借入金をテコにする財務レバレッジとは違うよな。どういう意味だ?営業をテコにする?全然わかんねー。捨て問なのかな。

第4問の設問1、為替予約だとう!スピテキの最後の方にあったやつか!ちゃんと勉強しておけばよかったああああ!設問2はオプション。プットの図式しか憶えてねーよ・・・

うわー!もう問題終わりかよ!部分点が狙える情報に関する問題がないよ!
今回の事例4で部分点が狙える記述問題ってあるか?オプションの説明くらいだ。経営分析で40点が取れたとしても、計算問題を間違えたら60点いかないだろコレ。

だ、大ピンチじゃん・・・

(続く)

2009年10月29日木曜日

ざっくり再現 事例3

昨日のエントリーに引き続き、本日は事例3になります。

第1問(配点10点)
 低迷する木製家具業界にあって、C社は安定的な業績を維持している。その考えられる理由を120字以内で述べよ。

考え:
環境分析能力を問う問題。強みと機会に注目する。
  • 消費者に対する提案型営業で売り上げ好調なインテリア用品・生活用品を扱う小売店が販売先の80%を占めること
  • 消費者ニーズに対応した企画から品質の高い製品製造までを一貫して行う生産体制があること

第2問(配点40点)
 C社では、経営上大きな問題となっている過大な製品在庫および製品の欠品について改善を検討している。次の設問に答えよ。

(設問1)
 過大な製品在庫と製品の欠品が生じている理由を100字以内で述べよ。

考え:
問題分析能力が問われている。「過大な製品在庫と製品の欠品が生じている。それはなぜか」を探っていけばよい。
  • 生産計画の立案・管理が甘い
  • ロット数を現場が決めている。月予測販売数を考慮していない

(設問2)
 製品在庫問題を解決するために、生産面で必要な対策を120字以内で述べよ。

考え:
改善提案能力が問われている。「製品在庫問題が起きている。それはなぜか」と原因を考えた後で、「するとどうすればよいか」を考えればよい。
製品在庫問題の原因を与件から探すと
  • 翌月の販売予想数量を参考に、翌月の生産品目、生産順が決められている
  • 生産計画作成後の営業部門との定期的な情報交換は行われていない
  • 生産ロットサイズは部品機械加工工程の稼働率を優先して決定している。月販売予測数量は考慮していない
  • 作業指示は着手日を計画して指示するのみ。
これらを改善すればよい。
  • 生産品目、生産順は翌月の販売予想数量だけで決めない。
  • 生産計画作成後も営業部門と頻繁に情報交換を行う
  • 製版会議、生産計画を考慮してロットサイズを決める
  • 着手日だけでなく完了日も設定するなど、生産計画を管理する

第3問(配点40点)
 C社では、大手インテリア用品小売チェーンからOEM製品の取引要請があり、共同で製品化を進めようとしている。

 (設問1)
 大手インテリア用品小売チェーンとのOEM製品取引は、C社にとってどのようなメリットがあるのかについて80字以内で述べよ。

考え:
80字と文字数が少ないので解答の記述には注意しよう。一般的知識からOEM受託側のメリットを書くのではなく、与件に注目しよう。すると
  • 先方から製品アイデアの提供を受けて
  • 近年の低迷する木製家具業界にあって
を見つけることができる。これをOEM受託の視点で素直にまとめてみた
  • 製品アイデアの提供を受けることができ、製品開発・製造に注力できる。
  • 木製家具業界の業績が低迷する中、OEM受託により受注、売上が安定する。

(設問2)
 C社のOEM事業推進において考えられる課題とその対応策について120字以内で述べよ。

考え:
解答の書き方は「課題は~である。対応策は~である。」で行こう。
課題とは、将来的に発生する問題点である。
まず、「OEMを受託し、事業を進める。するとどうなるか」という思考で影響分析する。ここで浮かんだ問題点を課題として記述すればよい。
その次に、「すると、どうすればよいか」を考え、対応策として記述しよう。

現状を把握しておく
  • C社も自社ブランド製品を積極的に開発している
  • 営業部門と製造部門の連携が不十分
  • 製造体制が混乱している。過大な製品在庫、欠品問題は経営課題。
  • 見込み生産方式である。
OEM受託に対して考慮する点
  • 経営資源を割り当てる必要がある。
  • 自社ブランドの育成に影響がでる
  • 製造体制が更に混乱するのではないか
  • 欠品によりOEM契約が解除される確率は不明
  • 受注生産で一括納品である。従来と異なる。
  • 受注後の納期の解答が求められる。
ここから考えられる課題は
  • 自社ブランド製品の開発力が落ちる
  • 生産工程において、生産の不安定さが増す
これに対する改善策は
  • 自社ブランド開発とOEM受託の両方に対応した社内体制の再構築
  • 生産に関する情報・計画の厳格な管理

第4問(配点10点)
 C社の自社製品は見込生産であり、現在製品化を進めようとしているOEM製品は受注生産で対応する予定である。C社の見込生産と受注生産の違いを、重視すべき情報と管理ポイントの視点から80字以内で述べよ

考え:
かなり迷った問題である。
まず、考えの方向性を決める。
  • 「C社の」と記載があることから、一般論ではなく与件からの引用が必要になるのだろう。与件から該当箇所を拾い出して、違いを抽出しよう。
  • 違いを抽出するためには、必要な情報と、その情報をのように管理すべきか、を考えよう。
与件から、見込み生産と受注生産に関する箇所を拾い上げる
見込み生産:
  • 小売店からの注文に関しては、その当日に製品を出荷する
  • 部品機械加工の一部と販売数量の少ない製品によっては完成品までを外注工場に依存
  • 生産体制には色々と問題あり
受注生産: (最終段落に記載がある)
  • 受注生産で一括納品する方向であり
  • 受注後の納期回答が求められる
以上のことから、
  • 見込み生産に必要な情報は、在庫情報、社内の生産情報、外注の生産・管理情報である。管理のポイントは過剰在庫、欠品を出さないように定期的、かつ厳密に生産計画を管理すること
  • 受注生産に必要な情報は、受注情報、納期に関する生産日程情報であり、管理のポイントは、生産現場と情報を密にすること、生産工程での遅れを出さないこと
これを80字でまとめた。
  • 見込み生産は在庫情報と社内・外注の生産・管理情報を重視し、生産計画を厳格に管理する。
  • 受注生産は受注・生産日程情報を重視し、生産が正確に行われるよう管理する。

2009年10月28日水曜日

ざっくり再現 事例2

昨日のエントリーに引き続き、本日は事例2になります。

第1問(配点20点)
 ショッピングセンター内の2つの競合店に対してB社の強みを活かした差別化戦略は、具体的にはどのようなものか。80字以内で2つ答えよ。

考え:
競合店の特徴を与件から探すと第4段落に見つけることができる。。
  • ショッピングセンターは郊外にある。大型小売業がディベロッパー
  • 一つは大手チェーンのスポーツ用品店。各種スポーツのプロ志向の需要にも応える品揃え
  • 若者向けスポーツカジュアルのファッションに重点を置いた品揃え。
差別化なので、極端な考え方をすれば競合店と逆のことをやればよい。
  • プロ志向相手には、扱うスポーツの種類を絞る。具体的にはX市で人気の高まりつつあるフットサルやジョギング。そして初心者の需要に応える品揃えと情報提供、顧客対応
  • 若者へのファッション重視相手には、顧客層を絞らずに子供から高齢者までをターゲットとする。サイズや機能性など緻密な品揃えを行う

後日談:
戦略立案能力(するとどうすればよいか)が問われているのかと思い解答を考えたが、今現在、改めて題意を考えると勘違いをしている気がする。2つの競合店、それぞれに対する差別化を考えたが、どうもズレている。「ショッピングセンター内の2つの競合店」をひっくるめて1つとして考え、B社の強み(1.地域との関係の深さ、2.緻密な商品供給とサービス)から答えるべき、つまり、環境分析能力が問われていたのだろう。失敗したなあ。


第2問(配点10点)
 B社が需要拡大のために、これからターゲットとすべき顧客層とはどのようなものか。30字以内で2つ答えよ。

考え:
需要拡大という面からシンプルに考えた
  • 大学生を中心に人気の高まりつつあるフットサル競技者
  • 社会人や高齢者を中心としたジョギング、ウォーキング競技者


第3問(配点40点)
 B社は顧客の拡大と自社へのロイヤルティ(愛顧)を高めるために、新しい事業を考えている。どのような事業が考えられるか。

考え:
受験生によって提案する事業そのものは多様だろう。重要なのは「顧客の拡大」「自社へのロイヤルティ(愛顧)を高める」の2点を満たした記述を行うことが必要条件だと思われる。

「顧客の拡大」を念頭に、与件から使えそうな箇所を探す。
  • 地域の学校や団体、観光客の数も多い、都心部と直結したX駅、駅ビル、大学のサークル、草野球やママさんバレー、事務局、フットサル人気、ウォーキング、ジョギングする人の増加、ランナーたちのグループ作り、ランナーたちの悩み、
色々とみつかる。最終段落に、子供は増えない、野球人口減少、高齢者増加などの補足がある。

「自社へのロイヤルティ(愛顧)を高める」を念頭に、与件から使えそうな箇所を探す。ロイヤリティを高めるには、関係性を深めて囲い込むことだろう。
  • ボランティアの事務局、ミニコミ誌、ホームページ、ランナーたちのグループ作り、町おこし
これらから設問1と設問2を考えよう

(設問1)
 B社は自社だけで行えるサービス事業を考えている。それはどのようなものか、120字以内で答えよ。

考え:
ウォーキング関連は設問2の銭湯との共同事業で使おう。そう考え、ここでは
  • 人気の高まりつつあるフットサル競技者をターゲットに
  • リーグの事務局の運営、ミニコミ誌発行、ホームページや掲示板で情報の提供・共有
  • ネットを使うことで都心部競技者もリーグに呼び込める
こんな感じでまとめた。

(設問2)
 B社は商店街の裏通りにある銭湯との共同事業を考えている。どのようなサービス事業が考えられるか、120字以内で答えよ。

考え:
  • 増加しつつあるランナーをターゲットに
  • ロッカー、ウェア、シャワーのレンタル。若者はシャワーを使い、高齢者メインの銭湯は混雑解消。
  • B社と銭湯、共通ポイント制度の導入
  • グループ作り掲示板設置と語らいの場の提供
盛りだくさんに詰め込んでみた。ポイント制度は与件に無いし余計だったかも。


第4問(配点30点)
 B社はインターネットを使って、自社のPRだけではなく、地域内外の人々と何らかのコミュニケーションを図ろうとしている。それはどのようなものが考えられるか、150字以内で答えよ。

考え:
「自社のPRだけではなく」と言えば、地域(城下町として栄えてきたX市)のことでしょうね。で、「地域内外の人々」といえば、「観光客」「市民と全国から参加するランナーたち」が該当するのでしょう。ということで考えをまとめていくと
  • X市の歴史や文化、町おこし企画である市民マラソンに協賛し、インターネットを使って紹介する。
  • 市民マラソンは「健康」と「観光」の融合がテーマである。これにより、スポーツの価値が高まる。(B社からすれば商品価値も高まると言えよう)
  • また、観光客の増加(顧客の拡大)、地域との関係性が深まる(ロイヤリティが高まる)ことが期待できる。
こんな感じになりました。

2009年10月27日火曜日

ざっくり再現 事例1

2次試験を事例別にざっくりと振り返りたい。

再現答案を作るわけではないけれど、事例文を見て、何を・どのように考えたかを記しておくことには意味があるだろう。

ということで、さっそく事例Ⅰから。ちょっと長くなりそうです。

手順は、
  1. まず問題文を読む。「出題趣旨=問われる能力」を大まかに決める。例えば、環境分析能力が問われてる、など。問題文からまだ見ていない与件文を何となくイメージしておく。
  2. 次に事例文を読む。
  3. 問題文と事例文を往復しつつ、第1問から第5問まで順番に解答を記述していく。
といったごく普通のパターン


第1問(配点20点)
 F社を買収する以前のA社、およびA社に買収される以前のF社は、それぞれW市周辺で有力な菓子メーカーであった。和菓子、洋菓子といった取扱商品に違いがあるものの、A社とF社の強みには、どのような違いがあると考えられるか。150字以内で述べよ。

考え:
 単純に「それぞれの強みは何か」が問われているのではない。「違い」が問われているので解答の書き方に注意する必要があるよね。ということに注意して与件を読む。

 F社に関する記述は7段落目のみ。強みは「菓子職人の技術がその評判を支え」以外見当たらない。「違い」を問うくらいだから、比較対象となるA社の職人技術は低いのかを与件から探してみる。そうすると、「社外の菓子職人やコンサルへの依頼」を見つけることができた。なので、A社に対するF社の強みは、菓子職人の技術力。

 今度はA社の強みを探す必要があるよね、ということで与件を見ると、F社の弱みを見つけることができる。売り上げの落ち込み、人員整理、後継者問題、事業継続断念など、経営陣の舵取りが甘い。反対にA社の社長は成長志向が強く、押せ押せドンドンで大都市進出売り上げ増加。なのでF社に対するA社の強みは、社長の経営戦略立案能力と事業推進力。

違いの本質は 経営陣主導の事業推進力 と 現場主導の事業推進力 ということなのだろう、と考えながらまとめた。


第2問(配点20点)
 金融機関の後押しがあったにもかかわらず、当初、A社社長は、F社を傘下に収めることに対して、積極的、前向きではなかった。その理由として、どのようなことが考えられるか。F社が直面していた財務上の問題以外で考えられる点について、100字以内で述べよ。

考え:
単純に考えると、「A社社長から見て、F社と一緒になったら嫌だよねー」という点を挙げればいい。
  • W市内で店舗が重複しているからカニバリゼーションが起きる。店舗整理するとなると人員削減も必要だし、従業員のモチベーションが下がるわ。
  • 合併するのだから、組織文化の親和性問題があるよね。F社は菓子職人の力が強い組織文化だと予想できる。A社は違うのでぶつかり合う可能性がある。
  • F社はW市内に店舗併設工場が2カ所ある。A社もW市内に工場を1つ持ってるし、生産体制を考え直さないといけないよね。
ということで、収益性、生産性、組織文化、3つの視点からまとめた。ちょっと変な切り口だなあ。


第3問(配点20点)
 A社がF社を傘下に収めた結果、買収されたF社の従業員に比べて、買収したA社の従業員のモラールが著しく低下してしまった。両社の人事構成を踏まえた上で、その理由について、100字以内で述べよ。

考え:
注意すべき点は
  • 「モラールが著しく下がったのは、買収した側のA社」、
  • 問題文にある「両社の人事構成を踏まえた上」
の2つ。

両社の人事構成を与件から探し、自分が注目した点は以下
  • F社の工場1つ閉鎖 F社の菓子職人をA社の向上に配置転換
  • 売り場の統合整理 最終的にA社とF社の従業員40名程度の人員整理
これらから最終的に解答に書いたことは
  • 買収した側のA社従業員まで人員整理の対象になっていること
  • 合併にあたり、A社従業員に対して動機付けが行われていない
  • 菓子職人の影響力が強かったF社の組織文化とA社の組織文化がマッチしていない


第4問(配点20点)
 A社社長は、生産体制を見直す際に、F社出身のベテランの洋菓子職人をA社工場の責任者に任命した。こうした施策を講じることによって、どのような成果や効果を期待したと考えられるか。100字以内で述べよ。

考え:
「期待される成果や効果」が問われている。与件文から、合併前にA社が困っていたことが書いてあったな、と思い出して探す。
  • 販売体制や生産体制の整備などで新たな対応が求められた。
  • 新作菓子を生み出す生産体制の整備が課題
  • 卓越した商品開発のノウハウが備わっていたわけではなかった
これらが、F社出身のベテランの洋菓子職人をA社工場の責任者にすることで解決できるのだと解答に書けばいい。


第5問(配点20点)
 現在、A社は、地元市場の不信と、景気低迷に伴う大都市圏事業の縮小といった厳しい経営状況に直面している。急速な業績回復が期待できない中で、短期的に売り上げを増進されるための具体的施策について、中小企業診断士として助言を求められた。どのような助言に行えばよいか、150字以内で述べよ。

考え:
「短期的に売り上げが増進させる」「具体的施策」がポイントなんだろうなあ。で、かつ人事組織に絡めて描く必要がある。
短期的に売り上げ、っていうくらいだから、物を売らないとね。と言う視点で与件から使えそうな部分を探す。W市店舗、大都市店舗、物産展、ネット販売。そして最終段落「大都市のデパート・スーパーに当初から投入していた商品の売り上げに支えられ」。これはW地区産の原材料+市場やし好の違いに考慮した創作菓子である。

ということで、具体的施策は「物産展を開催する。」に決定。
理由として
  • 過去に物産展の経験
  • 創作菓子が売れている
  • W地区特産品、生産農家の知名度
  • インターネットと連携して販売
  • イベントを通じて組織文化が形成される、従業員の士気が高まる
これらを付け加えてまとめた。

2009年10月25日日曜日

診断士2次試験を終えて

中小企業診断士2次試験を終えて、長らく封印していたお酒を飲んでいます。
半月以上は酒を断ち、朝型生活を心がけて勉強時間を増やしてきました。
お酒って、こんな味だったっけ。

結果はどうなるかわかりませんが、とにかく終わりました。

帰宅途中にケーキを買って、家族に感謝。ありがとう。

そして試験勉強中に、ずっと自分を支えてくれていたアトラスオオカブト君
2次試験と同じ日に、最後の一匹が天に召されました。
ガサゴソうるさくて怒った日もありましたね。ごめんね。本当にありがとう。

そしてブログを通じて多くの動機付けやアドバイスをくれた診断士の先生方、受験生のみんなにも感謝します。直接コメントを書き残すことはほとんどしませんでしたが、いつも見てました。


さて、肝心の試験ですが、
事例Ⅰ~Ⅲは過去問を通じた練習が効いたのか、予定通り解くことができました。
「過去問通りの事例Ⅳだったら合格しちゃうかも!」
なんて思ったのがそもそもの間違い。

ま、まるでわからねぇ・・・

とにかく、なんとか戦えるように、一生懸命過去問解いてきました。
野球で言うと130km/h台の直球ならなんとかヒットを打てるレベルになったつもりでしたけど、本番では変化球を織り交ぜる左の本格派だった、みたいな。

「難しい問題は、誰もが難しいんだ」
そんな言葉を思い出して、気張っては見ましたけれど。
計算問題はほぼ壊滅状態。
また1年勉強したとして、来年このレベルの問題が解けるのかと言われると自信が持てない。
そのくらいやられました。
年一回の試験でこれはきつい・・・

明日以降、また振り返りを書き込んでいきます。

2009年10月23日金曜日

最終調整

本日の学習も終了。学習に使える残り時間は明日の土曜日のみ。
ある程度は計画に沿って学習できたのかな。

2次試験学習として主にやったこと
  • 過去問は平成15~20年度の6年分を1回転。一部は2回転
  • 量をこなすよりも問題に対する考え方、プロセスに重点を置いてきた。
  • どんな問題がでるのか、何が問われるのか、問題そのものの分析と理解
  • 苦手の財務は2次に出る部分に絞って基本からやり直し

主に参考にした書籍
  • 事例攻略のセオリー平成21年度版 (H18-20の過去問解説)
  • 事例攻略のセオリー改訂新版 (H15-17の過去問解説)
  • 続・80分の真実 (H17の過去問解説、ライバルが書く答案の傾向)
  • 続々・80分の真実 (H18の過去問解説、ライバルが書く答案の傾向)
  • 2次試験クイックマスター応用編 (H18-20の過去問解説)
  • 苦手の財務は関連色々と
使用する文房具
  • Jet Stream (4色ボールペン+シャープペンシル)
  • ダイソーで買った蛍光ペン4色(強みと環境に線を引く自分なりのやり方)
  • 計算機 SHARP EL-N412K (使い慣れてきた)
  • 腕時計

明日(試験前日)のポイント
  • 全体的な見直し
  • 体調を崩さないこと。疲れを持ち越さないためにも軽く学習する感覚で過ごす。
  • 家族に感謝する気持ちをこめて、晩飯をつくる。適度にリラックスする。家族からパワーをもらう。
  • 試験本番への持ち物準備。忘れ物がないように。
  • 1次試験の勉強したノートなども軽く見直して、頑張ってきたね、あと少しだねと自信をつける

オリオン座流星群

ネットのニュースで
「オリオン座流星群が19日夜から23日未明にピークを迎える」
という記事を読んだ。

10月22日(水)の深夜、寝る前にベランダに出て空を見上げてみた。
いつもは星なんて見えない東京の夜空だけど、その日は雲も月明かりもなく、東の空にオリオン座がよく見えた。

嫁さんと二人、ベランダに椅子を並べて、星が流れるのを待つ。
流星群、なんていうくらいだからビュンビュンと大量の星が流れるのかと思ったけど全然そんなことはなかった。15分くらい待ったけど1つも流れないのだ。小さい星は流れてるのかもしれないけど、とにかく見えない。

だんだん寒くなってきた。部屋の中に帰りたくなる。

「東京じゃ流星群なんて見れないんじゃないの?」なんて話してたら
オリオン座の中心に位置する三ツ星の近くを、星が スーッ と流れた。
一等星のリゲルやベテルギウスと同じか、それ以上の明るさだったので直ぐにわかった。

人生で流れ星を見るのは2回目だ。
初めて見たのは小学生の頃に田舎の道を歩いていた時、偶然に見ることができたのだけれど、今日の流れ星を見るまで、当時見たそれが流れ星だったなんて確信がなかった。
だって見たことがなかったから。やはり流れ星だったんだ。

「『流れ星が消える前に願い事を3回唱えると願いが叶う』と言うけど、時間が短くて無理だよね。」
そう嫁さんに話すと
「金(カネ)、金(カネ)、金(カネ)」
と早口言葉が返ってきた。

お金持ちになれるといいですね。

2009年10月20日火曜日

本番のイメージトレーニング

自分のスケジュールの中で、最後の事例1集中対策が終わりました。
リラックスがてら、牛乳飲みながらブログ書いてます。好きなお酒は10月から飲んでない。

明日、水曜日に事例2、木曜日に事例3、金曜日は事例4と日替わりで過去問を見直して、土曜日は全体を通しての総復習。そして日曜日に本試験、といった予定です。


受験票に写真貼りました。1次試験と同じ写真です。
ゲンを担ぐわけでもなく、ただ余ってた写真を張っただけだけど、1次と同じく合格するといいなあ。


試験当日を軽くイメージしてみました。

場所は明治大学・リバティタワー。1次試験会場だった千葉商科大学と比べたら、環境よさそう。
教室には多くの受験生。欠席者はほとんどいない。

通年でスクールに通った人、勉強会などに参加して努力を重ねた人、昨年は悔しい思いをして今年絶対に受かるという覚悟で準備してきた人。出社前の早朝学習を続けた人。。税理士や会計士として活躍している人。有名大学出身で頭の良い人。

周囲の受験生は1次に合格した能力を持ち、かつ2次に向けて努力した人たちだ。
そんな中で、合格率は毎年20%前後。
合格するのは5人に1人。うわー

飲み込まれたら負ける。

相手が誰だろうが関係ない。

自分が合格することだけを考える。
1次試験と同じギリギリで構わない。ラッキーでも何でもいい。

絶対に合格する。

試験まであと少し。もう一度、気合いを入れなおそう。このままじゃ勝てない。

2009年10月18日日曜日

直前時期の事例4対策

先日購入した「事例攻略のセオリー<改訂新版>」も利用しながら、苦手の事例4対策を行っています。具体的には、過去問6年分(平成20年~平成15年度)のチェックです。

定番問題は型を作ってしまうのがいいですよね。当日の時間節約にもなりますから。
で、事例4で定番と言えば以下が挙げられるでしょうか

経営分析 
問1での定番。配点25~30点。問われ方も決まっていて
重要な問題点を2~3つ挙げる。それぞれ指標名と指標値、問題点と原因(60字)

これに対する対策を今から考えておく
・与件をベースに指標を選ぶ。まず問題点ありき。その後に指標を選択する。
・収益性、効率性、安全性の視点を持つ。
・収益性を表す指標にどのようなものがあるか。どのような問題点を指摘する時に使うべきかを理解する。原価が高く収益を圧迫しているなら「売上高原価率」など
・効率性や安全性も同様に準備しておく。
・「問題点と原因」の解答の仕方も準備しておく。「収益性が低い。原因は~である。」など

ここであまり時間をかけない、かつ安定した結果が出せれば、慌てることなく後の問題に対応することができそうです。

キャッシュフロー
営業キャッシュフローの計算で法人税額を引き忘れたり、未だに計算ミスしてます。投資キャッシュフローの計算でも勘違いすることが多いですね。具体的にはB/Sの建物や備品を見て、減価償却で減ったのか、売却で減ったのかの判断ができていないなど。本番までに間に合わせたいところです。

CVP分析
変動費率と固定費が一定な条件での変動費率と固定費は
「売上高 = 売上高*変動費率 + 固定費 + 営業利益」 の方程式で決まり。
これが解ければ、損益分岐点も算出できる。
設問2で、「損益分岐点が前年度からどう変化するか」も定番っぽいので解答の事前対策をしておく。

正味現在価値やキャッシュフローによる投資評価
与件がわかりにくい、条件が複雑、期待値が絡むので、問題の読み込みが大切。

といったところでしょうか。
「80分の真実」などを読んでいると、合格者は事例4で高得点取っている人が多いですね。
自分は本番で60点が目標です。計算を間違えずに、手堅くキープしたい。

2009年10月17日土曜日

事例攻略のセオリー

2次試験の学習において、次の2冊を活用してきました。

どちらも平成20,19,18年度の3年分の過去問に対する詳細な解説が記載されており、独学の自分にとってバイブルとなっています。

最近学習を進めていて少し困ったことがありまして。
平成17年度以前の過去問にも挑戦したいのですが、詳細な解説が無いんですよね。
どうしたもんかなあ、解くだけ解くか、と思ってたところ、見つけました。


お世話になってる「事例攻略のセオリー」の3年前バージョンです。
平成17,16,15年度の3年分の過去問に対する詳細な解説があります。
欲しかった本が見つかって良かった。

左が<平成21年度版>、右が<新改訂版>

amazonで出品者から入手しました。つまり古本。しかも価格が7000円。
プレミア扱いだよ高いよ!と一瞬躊躇しましたけど、これで合格できるなら安いと考えて購入しました。

現在、新書では売ってないと思われます。ジュンク堂や紀伊国屋も見ましたがありませんでした。
amazonの状況は出品者から残り1冊となっております。

2009年10月16日金曜日

段落にラベルをつける

苦手の事例4を集中して学習しているのだけれど、あまり時間をかけすぎると他の事例で痛い目を見ることになる。

1次試験の中小企業政策では足切りになりかけた。原因は、苦手の財務に時間をかけすぎたあまり、なんとかなるだろうと勝手に思い込んでいた中小企業政策に回す学習時間が減ったためである。

過去の反省を活かすためにも、久しぶりに他の事例を解いてみる。


よ、与件文がやたら長いぜ・・・。

事例4の与件文1ページに慣れてしまっているためか、他の事例を読み込むのがしんどい。例えば、平成20年度の事例2では、与件文がページ数にして2.5ページ、段落数にすると13段落もある。解答を考えるプロセスで問題と与件を往復する際に、与件文が長いというだけで酷く混乱してしまうのだ。後で情報が見つけやすいように、お手軽に情報を整理する手段を考えないといけない。

過去問を見ていて気がついたのだけれど、なぜか事例3だけ与件文に【】で小見出しがついてますよね。【C社の概要】とか、【短納期化と社内体制の整備】とか。理由はよくわかりませんけど。で、そのアイデアを頂くことにした。
  • パッと見て段落の違いがすぐわかるように、段落間に線を引く。
  • 与件の左側部分のスペースを利用して、段落ごとに自分でラベル、小見出しをつけていく。平成19年度の事例2を例にあげると、【B社の概要】、【顧客と商品】、【顧客接点、イベント企画】、【B社 従業員育成】、【顧客(業者)の活用】、といった感じになる。
ほんのちょっとしたことだけど、これだけで見落としがかなり減り、スピードが上がった気がします。

2009年10月15日木曜日

だいたいあってる

2次試験まで残り10日。できるだけ多くの事例を解きたい。

問題文を読む。与件を読む。方向性を決める。解答を書く。問題集の解説と自分の解答を比べる。

だいたいあってる。

なんなんだこのムズムズモヤモヤした感じ。
考え方の切り口は良さそう。問題文と関連する与件の部分も見つけられている。でも、何か変だ。

塩・胡椒の足りない料理みたいだ。

そういえば新婚時代、嫁さんの作ってくれた味噌汁に何かが足りないことがあった。
「なんか味、変じゃね?」と告げると、さらに塩分倍増の味噌汁というか塩汁(味噌風味)が出てきた。
結局は出汁が入ってなかったのだけど

そんなことを思い出しているうちに、自分の言葉で語ってることが多いことに気づいた。
キーワードだ。与件からキーワードを抜き出して使えていない。

解答を書くプロセスにおいて、与件から該当部分を見つけた後、一般的で抽象的な言葉に置き換えて上手くまとめたつもりになってた。事例問題なのだから、具体的に書かないといけないのに。

思考に癖でもついてんのかな。

2009年10月14日水曜日

差がつく事例4

事例4で大コケする不安を抱えたまま、2次試験の学習を継続しております。

不安の原因は、計算問題の存在です。

計算問題では部分点が望めない。正解か、不正解か。
また、設問1の計算をミスすると、設問2や設問3まで連鎖的に間違える可能性もある。怖っ!
事例1~3でコツコツと部分点を積み上げても、事例4で一気に吐き出しそう。
合格のためにも、計算問題は必ず取りたい。裏を返せば、計算問題を取りこぼすと合格が遠のく。合格者は計算問題を確実に取っている。


自分の感覚では、事例1が得意で、事例4が苦手になります。

1次試験の学習でも財務会計で大変な思いをしました。問題集を解いてもよくわからず、模擬試験結果でもぶっちぎりの足切りゾーン。危機感を感じで集中勉強して、本番ではなんとか56点。試験後、受験者の多くから「今年の財務は簡単だった」と言う声が上がっていたことを考えると、2次試験受験者の中で自分の財務会計のレベルはかなり下なんだろうなあ。

となれば、やることはシンプルで、また財務会計の集中特訓です。
目指すゴールは、他の受験者から大きく離されないレベルになること。得点源とならなくてもいい。


過去8年分の本試験問題を入手した後で事例4を時系列順に並べ、問題の分析を行いました。
具体的にどんなことをしたかと言うと
  • 事例で扱われる業界はどのような業界か
  • 事例文の流れにパターンはあるか
  • 2次試験のB/SやPLはどのようなものか(各項目の確認)
  • 製造原価報告書なども記載されているか。あればどのように問題に絡むのか
  • どのような計算が問われるのか
といったあたりを考えながら、途中の思考や結果をgoogle Docs や Office OneNoteにまとめました。
(余談: Office OneNote 凄く便利です。また別の機会に紹介します)

自分なりに気がついたことを別エントリーで公開していきます。

2009年10月13日火曜日

診断士2次試験 模試を受けず

2次試験の学習開始当初は、1校~2校程度の2次模擬試験を受けることを予定していました。
結果として、まったく受けることなく本番試験に臨むことになりました。

理由は、単純な準備不足です。
  • 1次試験が終わるまで、2次の学習には手をつけていなかった。
  • 実力を測ることが目的で模試を受けるには、今の自分はあまりに実力不足。そんな状態では時間の無駄、金の無駄。
  • スケジュール的にも1次試験の知識整理やら過去問研究が限度か。
  • 予備校ごとにバラつきがあるため、独学の自分には合わない、考えがブレる可能性がある。どの予備校がいいかなんてこの時期に調べてる時間がもったいない。

1次試験の模試は、部分的に役に立ちましたが、活用できたとは言い切れませんでした。
  • 苦手な科目を放置しておくと、本当に足切りになるぞ!と危機感を煽ってくれた。
  • 問題の正答率が公開されていたので、他の受験生ができていて自分のできていない項目チェックに役立った
模試を受けたために油断した部分もありました。
  • 得意の情報システムが良い成績だったので、まったく復習せず。本番では60点ジャスト
  • そこそこの点数だった中小企業政策の追い込みが甘くなり、本番では足切りギリギリ

模試をどう活かすか、ということをよく考えて受けないと、効果は得られないということですかね。

2009年10月9日金曜日

CEATEC JAPAN 2009

幕張メッセで開催中の最先端IT・エレクトロニクス総合展CEATEC JAPAN 2009に行ってきました。(個人的には木曜日が都合よかったのだが、台風が来るので10/7(水)午後に出撃)

会場は広く、とても全部は見れないためホーム&パーソナルゾーンに絞って徘徊することに。個人的に良かったポイントだけ記録しておきます。

SONY: 3次元対応(3D)テレビ
注目を集めている3次元対応(3D)テレビを見てきた。映像ソースはゲーム(グランツーリズモ)。飛び出して見せるために相変わらず専用メガネをかける必要があるのでガッカリ感が先行するも、肝心の映像自体はなかなか良い感じ。クラッシュするシーンでは思わず声が出そうになる。

他のブースでもいくつか3次元対応テレビがデモされていましたが、どこも並ぶので断念しました。

SONY: 極薄VAIO
あまりの薄さに一人でニヤニヤしっぱなし。少し強めの衝撃与えたら、あっという間に壊れそうな薄さが最高。俺が守ってやるぜ!みたいな。MacBook Air見た時も驚いたけど、こいつはそれ以上。必要ないんだけど欲しいな~ って思わせるところが凄え!
VAIO Xシリーズ 10/8に正式発表があったようですね)

NHK: スーパーハイビジョン
一番感動したのがこれ。画素数は、ハイビジョン(1920x1080)の16倍の約3,300万画素!馬鹿でかいプロジェクターに、無数のひまわりの映像が表示された瞬間は言葉にならなかった。この解像度ならもっと色々な映像が見てみたいぞ。

PLC: Power Line Communication
情報の配信に電力線を使う技術。家電がネットワークと繋がるインフラとして個人的にも注目しています。今は未だ、もっさいモデムが必要なのでとても使う気になれませんが、もっと頑張れPLC-J

DLNA:
昨年までDLNA関連の仕事をしていた関係もあり、フラフラとブースに引き寄せられましたが、思ってたより人が少ない。普及しそうで普及しないDLNA。知名度高そうでそうでもないDLNA。ホームネットワークが浸透するのに何が足りないのか。そもそも遠隔コンテンツを見るという需要そのものが幻想なのか。技術が先行することで顧客創造されるのか。展示物と関係ないことを考えてました。

コンパニオンのお姉さん:
SHARPが白を基調とした清楚な衣装で一番良かった。お姉さんの数も多め。技術の事はわからないだろうけどインテリアホンの説明も一生懸命してくれて好印象です。このインテリアホン、IP電話に対応してくれたらすぐ欲しいよ。

その他:
ロボットの口パクに合わせてボーカロイドの歌声を流してるブース(セカイカメラ?)が大人気。未だ聴いたことない人が多いのだろうか。
(10/9追加訂正: ヤマハブースでした ITMediaで動画あり

夕方の武蔵野線は本数少なすぎ&混みすぎ。ギュウギュウ詰めの電車内でムラタセイコちゃんを見逃したことに気付き、とんでもなく損した気持ちのまま帰宅しました。

2009年10月6日火曜日

直近1週間の学習

中小企業診断士2次試験まで、残り20日を切りましたね。

直近の1週間はまとまった勉強時間が取れなかったことと、ひたすらに過去問を解いていて少しモチベーションが下がってきたため、初心に戻って経営関連の書籍を読み返していました。

「この時期にテキスト読み返してるなんて効率が悪い」と思う人もいるかもしれません。それでも、過去問を解きながら「SWOTを特定する際に、どのような基準で判断すべきか、何か方法がないだろうか」などと悶々と考えていた自分には意味がありました。

経営戦略が企業や環境によって異なるように、2次試験までの学習戦略も受験生と環境によって異なりますよね。以前は他の受験生blogなどを見て不安になることもありましたけど、最近は気になりません。


で、読んだ本

バーニー 『企業戦略論』

全15章が(上)基本編、(中)事業戦略編、(下)全社戦略編の3冊に分かれており、精読するとなるとかなりのボリュームになります。なので、今回は中小企業に関連しそうな部分を拾い読みです。具体的事例で扱われる企業はディズニー、マイクロソフト、ウォルマートなど大企業が多いのですが、2次試験の過去問で出てきたような企業を自分の頭の中で思い出しながら理解に努めました。

「研究には現場と理論の往復が欠かせない」
突然、ゼミの先生の言葉を思い出しました。

明日からは、また過去問に戻ります。

企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続
企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続岡田 正大

おすすめ平均
stars英語版と日本語版の構成の違い
starsとにかくわかりやい。
stars参考書のようだ
stars名著であるが、あえて難点を
starsMBA必読・必携の企業戦略論テキスト

2009年9月28日月曜日

たません 初体験

日曜日に友人家族とバーベキューを楽しんだのだけど、締めの一品として「たません」が作られた。

玉子せんべい。略して「たません」。

子供でも簡単に作ることができる程のお手軽さ。
「今まで『たません』の存在を知らなかったよ」と言ったら驚かれた。
名古屋の屋台などでは当たり前のように見かける食べ物らしい。
東京の「もんじゃ」みたいなもんだろうか。

まだまだ日本にも知らない食べ物がたくさんあるのね。

2009年9月23日水曜日

頭の中ではわかっている

シルバーウィーク前の話になりますが、修士論文の研究計画書を教授に見せて色々と駄目出しを頂いた。その内容が診断士2次試験と通じるところがたくさんあるので記録しておく。
  • その研究をすることで、どんないいことがあって、誰が喜ぶのか。ターゲットを明確にするべし。
  • 「研究を行う背景」が背景になっていない。その後の文章と繋がっていない。
  • 話が飛躍するので読んでいて混乱する。A→B→Cとなるところが、A→Cと書かれている。
  • 話が抽象的すぎる。方法論は具体的に書くべき。インタビューするのはわかった。では、誰に、どんな切り口でインタビューするの?
  • 言い回しがくどい。頼りない。自分の研究なんだから、主張すべきところは強く主張して良い。
  • 他にもたくさん
突っ込まれた内容にたいして、一生懸命に口頭で説明していく。

自分「そこは、これこれこういう理由で~ 汗」
教授「なら、その理由も追加して書いて下さい。」

頭の中ではわかっているんです。でも、今はまだ上手く表現できないんです。
修行が足りんな。

と、ここで終わらせては進歩がないのよね。なぜ自分の文章が相手に伝わらないのかを考えないといけない。
  • 今書いている研究計画書はそもそも何のために書くものなのか、理解しているか
  • 読み手は何を期待して読むのか、理解しているか
  • 読みやすい文章が身についていない。文章のテンポが悪いと読んでいてイライラするし、何が言いたいのか頭に入らないよね。
  • 因果関係をいうものを理解できていない。理由が理由になっていない。一般論を理由にしている。答えが書いてあるだけで納得できる説明が足りない、根拠となるデータを示していない。
  • 「読み手の視点」の前に、書き手である自分の中で書きたいことが明確でない。
最後の項目を書いていて怖くなってきたぞ・・・

2009年9月21日月曜日

基本用語の理解が足りない

診断士2次試験の過去問で事例分析を行いながら、そもそも基本的な用語の理解があいまいなだったことに改めて気付かされる。

  • 「要因」を書け、とあるけど、そもそも自分は「要因」と言う言葉を正しく理解しているだろうか?
  • 「機能」や「効果」という言葉を正しく理解しているか?
  • 「戦略」と「戦術」の違いを説明できるか?
  • 「問題」と「課題」の違いは?
  • どの程度記述したら「具体的に説明」したと言えるのだろうか?
  • 「経営資源」と簡単に言うけど、「人・物・金・情報」を起点として、どこまで解釈を広げて良いのだろう

フレームワークがどうのこうの考える以前の問題だな。。。

2009年9月19日土曜日

PCを利用した2次試験学習

診断士2次試験まで残り35日となり、だんだんと焦ってまいりました。

今のところ、学習計画に対して実績が伴っていません。原因は見積もりの甘さですね。甘いというか、難しい。1事例に対してどれだけ時間がかかるか、かけるべきなのかは自分のレベルによっても変わりますし、上手く判断できていません。計画はあくまでも計画!と割り切るしかないなあ。最低限、解かないといけない量は守りたいけれど(試験本番までに最低でも過去5年分の過去問は解いておきたい)。

独学のため試行錯誤していた勉強方法ですが、自分のやり方が固まりつつあります。

初めのころは過去問を印刷し、紙の上だけで学習をしていました。キーワードの抽出からSWOTのまとめ、思考プロセスなど色々と書き込んでいたのだけど、ぐちゃぐちゃになって何がなにやら。空いてるスペースに書き込むしかないから記述内容の関連性が掴みにくくなり、後で見直したい時にも効率が悪すぎる。

ということで、最近はPCを利用しています。具体的にはgoogle doc上に、事例ごとの文書ファイルを作成し(「H20事例1」など)、その中に問題を解く経過で考えたことをガシガシ記録しています。それにしても、追加挿入や削除、文章の移動が簡単にできるのって素晴らしいわああ

もちろん本番までには紙上だけで解答を導く技術が必要となる。が、紙の上だけで戦えるのはレベルの高い人だ。自分はまだそのレベルに達していないので、焦らずに段階を踏みたい。

2009年9月13日日曜日

マーカーが上手く使えない

診断士2次の勉強で予備校や勉強会に通ってる人はマーカーの効率的な使い方も伝授されているんですかね?

自分は独学で進めているためにそのあたりのKnowHowが無く、マーカーの線引き方法で悪戦苦闘しておりまする。2次対策テキストは何冊か読んでいるので「このような使い方をしろ」ということは理解しているつもりです(繰り返しますが「つもり」です)。ただ、実際にマーカーを使うと自分は上手く行かないんスよ、マジ、パネェっす!という話。


やっていること
  • 2次試験の過去問を印刷
  • ダイソーで買っていたマーカーセットを利用
  • 事例文を読みながら、ここだ!と思うところ(設問の着目点)に色別マークする
ごく普通よね。


自分で実際に問題を解く時に、困っていること
  • マークに失敗することがあるよね。消せないし目立ったまま残るしダンカンこの野郎バカ野郎
  • 「事例文に無駄な箇所は無いのだ!」という男らしい処理を行った結果、なんということでしょう。匠の手により、白と黒の2色だけで無機質な印象が強かった事例文が4色マークで驚くほどカラフルになったではありませんか。これには小学生2年生の長女も大喜びです。
  • キャップ取るのがめんどくさい。じゃあ、外したまま放っておけばいいじゃん!と思うんだけど、ペン先がカピカピになるんじゃないの?という恐怖感で集中できなくなる。
  • 解答を考える際、マークしなかったところには目が行かなくなるよね。
  • 目がチカチカして集中力がなくなり、蛍光ペンだから暗くしたら光るかも!と両手でマーク部分を暗くしてみたけど、ひ、光らねーっ!
  • 気がつけばカオス状態
  • もっと!もっとだ!もっとマークを!


単純にマーカーが悪いんじゃくて、訓練が足りないだけなんじゃね?と言われればそれまでかもしれません。でもでも、マーカー診断士になりたいんじゃないやい!

と無理やりな理屈をつけて、マーカーをやめて4色ボールペンを使ってみた。これでスマートだぜ!

それなりにいい感じです。

が、結構な速さでマークを付けていると、右手の横腹(字を書く時に用紙にこすれる部分)に書き込んだばかりのボールペンのインクが付く時があるんですよね。その状態で解答を書こうとすると、解答用紙にインクが付いたりすることがありまする。こ、これは本番では避けたい。


ゴールは遠いな・・・

2009年9月10日木曜日

Mac OS: Snow Leopard 目指せ人柱

先日、診断士2次試験に向けて電卓を購入した時の話

電卓を買った後でPCソフトコーナーに寄ったら、発売して間もないMac OS "Snow Leopard"が置いてあるじゃないですか。シングル版が3300円という安さもあり、思わず衝動買いしてしまった。雪豹ゲットだぜ!

Windowsで新しいOSが出ても半年くらいは様子見しちゃうんですけど、何故かMacだと寛容的な気持ちになれる不思議。よーしSnow Leopardの人柱になっちゃうぞーという勢いでインストール開始。

ところがどっこい途中でディスクがブンブン言い出し、「インストール中にエラーが発生しました」の文字が。何度やっても上手く行かない。頼むから機嫌を直してくれないか、とお願いするも駄目。

おっかしーなーと思いながらWEBで情報を探してみると、自分以外にもインストール途中で失敗してる人がたくさんいるじゃないですか。どうやら特定のインストーラDVDの一部で、DVDそのものに不良があるらしい。

自分のDVDを確認すると、見事に問題のありえるDVDロット番号と一致している。うげー!サポセンに電話しても全く繋がらないので、再度ヨドバシを訪問。取り替えてもらうかと思ったら、シングル版は既に売り切れのため、今すぐの交換はできないとのこと。仕方が無いので返品してきました。ということで、人柱にさえなれませんでした。

===
先日のApple イベントで久しぶりにSteve Jobsが登壇したけど、痩せたなあ・・・

2009年9月8日火曜日

診断士1次試験 合格しました

中小企業診断士協会WEBサイトで1次試験の合格発表がありました。
午後発表と試験案内には書いてあったけど、早いのね。

無事に合格しました。

自己採点では426点(中小政策の訂正含む)でした。マークミスによっては不合格となる確率もあったため、かなりドキドキしましたが、よかったあああ。

集中して2次の勉強するぞおおおおお

2009年9月6日日曜日

診断士2次向け 電卓を購入

前回エントリーの続き。

ヨドバシカメラにて、手頃な値段、適度な機能の電卓を物色開始。
自分の希望としては、一般的な電卓機能の他に
  • GT(グランドトータル)機能
  • →(右シフト)
  • √(ルート)
この3つの機能が欲しかったんです。探してみると、要求を満たすものはたくさんありました。ありましたが、余計な機能もたくさんついてるのね。

計算ドリル、税計算(税込、税抜、税率設定)、計算表示、検算機能、時間計算、などなど

特に税計算機能は、多くの電卓で採用されていました(小型電卓を除いて)。

で、心配になったのは「これらの機能は、診断士協会が認める電卓に反しないだろうか」ということ。
買ったはいいが、試験当日に試験管から「この電卓はいけませんなあ」なんて取り上げられちゃったらどうしよう。

⑤ 電卓
1) 使用できる電卓はいわゆる携帯用電卓で、下図に例示する機能のような四則計算(加減乗除)、
√、%などの単純な計算機能を持つものです。
(サイズはおおよそ縦160ミリ、横100ミリ、高さ30ミリ以内程度)
2) 次のような電卓の使用は禁止します。
a. 関数電卓。
b. プログラムの入力機能を持つもの。
c. 記憶機能を持つもの。
d. 電子手帳・携帯電話などに付属する電卓。
e. 記録紙の出るもの。
f. 他の受験者の妨げになるような音の出るもの。
g. 電源コードを使用するもの。
(注1) 定規やマーカーを使用してもかまいませんが、マーカーは解答用紙には使用できません。
(注2) 時計や電卓は、音が出ないように電子音等を事前に解除して下さい。
「記憶機能を持つもの」ってどの程度のことなんだろうか。うーん

最終的に、SHARP EL-N412Kを購入しました。早く使い慣れないと。
EL-N412K

2009年9月5日土曜日

電卓を買う

中小企業診断士2次試験では電卓が使えるそうで。1次試験では手計算が本当に面倒でしたから、計算がグッと楽になりますね。愛用してきた計算機 Canon F-604 で頑張るぞー!と思いきや

「関数電卓は使えない」

ガ―(゚Д゚;)―ン!!

16進数や2進数の変換がチャッチャとできるので、ずっと親しくしてきたのに・・・
(そういえば「PCの電卓アプリで代用できるじゃん」と言う理由で、電卓を持ってる情報処理技術者って意外と少ない気がする)

仕方がないので、これから長くお付き合いできる電卓を買ってきます。

2009年9月1日火曜日

診断士1次 中小政策で正解訂正

いつものように診断士受験502教室を見ていたら な、なんと!
中小企業政策 問24で正解の訂正があったようです。

この訂正で合格になった方、本当におめでとうございます!わあわあ!

中小政策、自分は自己採点で足切りギリギリラインの41点でした。マークミスなどを考えるとここで2点加わるのはとても心強い。ありがたやありがたや。

個人的には情報で訂正があるかと思ってましたけど、中小企業政策ですかそうですか。

それにしても2次試験の申込が始まってからの訂正発表って少し遅いんじゃないでしょうか。そこまで時間かけないと決められないものなのかなあ。現代社会は意思決定にもスピードが求められる、とかなんとか偉い人の書いた本で読んだような。所詮受験生なので偉そうなこと言えませんけど。モガモガ。

2009年8月31日月曜日

8月終了!2次の勉強進まねえ

森山直太郎の「夏の終わり」が脳内エンドレスな8月31日。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

別に1次試験の燃え尽き症候群では無いのだけれど、タイトルの通り。

進まねえ。

他の人のブログを見ると「2次模試の結果がhogehoge」とか「今週はhoge時間しか勉強できなかった」とか、パッと見た感じでは後ろ向きのような書き込みも自分から見るとすんごい前向きです。頑張れ!もっと頑張れ!

進まねえとか言ってますけど、勉強はね、たぶんしてると思うんです。昨日のエントリーでも書いたけどバランス・スコアカードの本を読んだりとか、修士論文のための組織論関連の書籍やら論文読んだりとか別のことに時間を割いてます。多少は診断士に関連している分野です。が、80分という制限の中で2次問題に取り組んだり、100文字でまとめたりといった対策はできていないのが現状。他にも1次受験前に色々と無理して先延ばしにしてきた多くの問題を今になって処理したり、我慢してたやりたいこともやっちゃおう!ということでツタヤでDVD借りたり、やる夫が徳川家康になるようですシリーズに今更ながら嵌ったりしてたらあっという間に8月終了、ついでに俺終了なお知らせ、みたいなー。

どーしたもんかなーテンションあがらねーや、って気分で台所に行ってみると子供がアトラスカブトを水でジャバジャバ洗ってたりします。ちょ、何してんの!でもまあ、話も聞かないで怒るのは良くないのでとりあえず事情を聞いてみる。「1か月に1回くらいは汚れやダニを落とすためにもブラシで磨いたり水で洗ったりするといい」って本に書いてあったらしい。ええー!本当かよ!それにしても水に漬けすぎだろ!とか色々と言いたいことがあるけど、こういうことって言って聞かせても駄目で、結果が失敗でも成功でも体験しないとわからないんだよなーと思ったり。

ああ、今の自分のことじゃねーか。

ぎゃあああああ!

2009年8月30日日曜日

バランス・スコアカードがよーくわかる本

バランス・スコアカード

名前だけは知っていたけれど、実際にどのようなものかまで知りませんでした。以前、wikiで調べたこともあったけど、具体的にはなんだかよくかわらんので放置していた。
※TACのスピテキ(企業経営理論)やグロービスのMBAマネジメントブックあたりにはバランス・スコアカードは出てこないっすなあ。

昨日、図書館に行った時、目に留まったのがこの本。
パラパラっと見た時に、基本的な考え方が詳しく記載されていたことや、図や事例が多く出ていたので借りることに。自宅でじっくりと読みましたが

この書籍、2次試験にとても役立ちそうなので紹介します。

「第1章 バランス・スコアカードの仕組みを知ろう」
「第2章 SWOT分析を使いこなそう」
「第3章 バランス・スコアカードを使いこなそう」
「第4章 バランス・スコアカードの実践にチャレンジ」
「第5章 バランス・スコアカードのためのビジネスマネジメント」
「第6章 ITマネジメントとバランス・スコアカード」

第2章ではSWOTをクロス分析した結果から戦略マップ作成(戦略目標の設定、重要成功要因の洗い出し、業績評価指標の設定など)するプロセスが丁寧に書かれています。そのまま2次試験の分析に使えそうです。
4章以降は各業界における具体的な改善アプローチの考え方や、診断士1次試験で学んだマネジメント知識が体系的に紹介されています。

後でわかったことですが、この本の著者は自分が1次試験を勉強していた時に紹介した「決算書 読解力の基本が身につく88の極意」を書かれた藤井智比佐先生でした。たまたま偶然同じだったというより、先生の書かれる本が自分に合ってるんですかね。他の本も読んでみます。

2009年8月28日金曜日

夜間勉強のパートナー

2次試験とあまり関係の無い話となります。

夏の終わりに孤独な診断士の勉強を支えてくれるパートナーができました。

アトラスオオカブトさんです!








わあわあ!

子供(男の子)の強い要望で新たに家族となりました。

3年くらい前に田舎で捕まえたカブトムシを持ち帰り、飼育してたことがあったんです。夏の終わりに成虫は命尽きたものの、土をいじってみると小さな卵と幼虫が!そのまま越冬させて、次の年には見事に蛹から成虫になりました。で、子供はその感動が忘れられないらしく、また今年もカブトムシを飼って子供を産ませたいんだそうな。気持は良くわかる。

「この前はカブトだったから今度は外国産の大きなクワガタがいいな!グランディストとかさ!」
「あんなのに指を挟まれたら血が出るどころじゃないぞ」
「そ、そうだよね!や、やっぱりカブトがいいよね!」

ということで今年もカブトムシ。
モバゲーで有名なDeNAが運営しているネットオークションサイト ビッターズで購入。ここは「ペット・いきもの」も扱ってます。

さてカブトムシですが、昼間は比較的のんびりと動いているものの、夜になると活動が活発になります。もう本当に動きまくり。ペアを3セット購入したので賑やかどころかガサゴソガサゴソうるさくて勉強してても気になる時が多々あります。だがそれがいい。

10年以上前の大学受験時代はジャンガリアンハムスターを飼っていて、夜間勉強のパートナーを務めてくれたことを思い出しました。彼も夜の間、ひたすら動きまくっていたなあ。

回し車をカラカラカラカラカラカラカラカラ

気が散る時もあったけど、心の支えになってくれるという面ではとても世話になった。

2009年8月26日水曜日

企業診断9月号を買ってみた

以前もパラパラと立ち読みをしたことはあるけれど、「先ず1次試験に通らないとなあ」と言うことで購入は見送り。1次の勉強に集中してました。

久しぶりに本屋に行ったら9月号が売っていたので迷わず購入。

「伝説の合格者たち」というコーナーで、鈴木孝史先生の受験勉強方法が載っていました。2次試験で重視していた点、直前期・試験中の時間配分、メンタル管理など、単なる一般論ではなく、先生の生の言葉で語られており、4ページながらグイグイと強く引き込まれるのなんの。特に「助言理論・コーチングの考え方」の部分。ここを読むことで、自分の目指す解答が少し見えてきました。

なんとか合格して「先生のあの文章のおかげです」なんて言えるようになれたらいいなあ。いいなあ、じゃなくて、なるぞ!合格するんだ。

巻末の2次試験直前対策は時間のある時にじっくりと取り組む予定です。

2009年8月25日火曜日

2次試験合格者の頭の中にあった全知識

「2009年度版中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識」
関山春紀・川口紀裕 編著

とりあえず独学でやることを決めたはいいけど、どうしたものやら。1次試験で財務、経営理論、中小企業政策の主要科目が60点に届かなかった。2次試験で問われるコア部分の復習を行おう。そう考えて初めのうちはスピテキを参照しながら自前で2次試験のキーワードとなりそうな項目をせっせとまとめてたんです。

でも始めてすぐに「このままじゃいかん」と感じまして。2次試験を初めて受ける自分が手探りでポイントをまとめるのはかなり厳しい。効率が悪いし、多くの抜けもありそうだ。どうしたもんかと考えている時に、この本に出会えました。

事例ごとに
・代表的SWOT項目
・最重要の切り口
・項目別パッケージ
・使える解法テクニック
・知っておきたい考え方のトレンド
が記載されています。

自分が知りたいことが、そのままの形でまとまっていました。こ、これは嬉しい!

中でも自分が素晴らしいと感じたのは「項目別パッケージ」。例えば事例Ⅰでは「リーダーシップ」「組織形態」「事業継承」などの21項目でグループ化されており、それぞれに対して「考え方」「本テーマに関する設問と解答の例」「おさえておくべきキーワード」などが書かれています。

頑張って脳に叩き込まなければ。

2009年8月21日金曜日

自分を売り込む2次試験

中小企業白書2009年版を読み終えました。

1次試験対策では2008年度版を利用して学んでいたわけですが、時間軸のズレに対して大きな違和感がありました。現在の不景気になる前の、2006~2007年までのデータを使ったグラフだからです。例えば「原油価格が2007年になって急上昇している」とか出ていても、その後の急落っぷりを知っているわけだしねぇ。白書の性質上、当たり前と言えばそれまでなんですけど。

2009年度版白書では、2008~2009年までのデータが使われており、急激な景気の後退がデータとして鮮明に出ています。あまりの急落っぷりに改めて驚くとともに、変な納得感が。。。

===

長い前置きとなりましたが、2次試験に向けての学習を本格的に開始する前に(って何度書いてるんだろうコレ)試験問題作る人の立場で考えてみる。

例年通りの傾向をある程度守りながら、世の中の新しい流れも意識して、合格率が20%前後になるような難易度に調整しなければならない。
とんでもなく大変な作業ですね。尊敬します。

そんな設問作成者の努力に応えたい。
彼らが期待する答えをバシッと書いて喜ばせたい。
先輩方が、同じ診断士として自分を認めてくれるかどうか見られている。
2次試験を通じて診断士の世界へ自分を売り込む。

そう考えると、単なる資格の勉強では無く、仕事と同じ気持ちで望む必要がありますね。

2009年8月20日木曜日

1次試験の復習中

本格的に2次試験の学習を始める前に、1次試験で学習した知識の整理をしています。

1次の結果、財務・会計、経営理論、中小企業政策の主要科目が科目合格に届きませんでした。この状態でいきなり2次対策を始めるには少し甘いと判断しての行動です。教材は1次で使ったものをそのまま利用しています。

・スピテキ
 2次に関連する項目は巻頭の体系図に☆マークがついているので、その部分を中心に。自分の考えを書くことが求められるので、どのようなメリット・デメリットがあるのかに注目して読み込む

・ロジック財務
 経営分析は絶対に外さないよう頭に叩き込む

・中小企業白書
 問題があった時にどのような対応をすべきか、テーマ分析を中心に読み込む

他の受験生ブログを見ると本格的に学習を進めている人が多いので少し焦りますけど、自分のペースで継続していきます。

2009年8月17日月曜日

2次試験も独学で行きます

2次試験も1次試験と同じく独学でチャレンジすることに決めました。

1次が本当にギリギリ通過だったためビビり、2次対策はスクールへ通うか迷いましたが、自分の性格や環境を考え、独学で行こうと判断しました。

理由は色々とありますが
・自分のペースで1次試験を勉強し通過できた。上手く行ったので続けたい。
・スクールに行くと、行っただけで勉強した気になってしまいそう
・テキストの学習が向いている(気がする)
・夜間、土日を利用した社会人向け大学院との兼ね合いもある
・今は書籍やWEBで多くの情報が手に入る
といったところでしょうか

教材は市販されている2次対策テキストや予備校の自宅受験模試を利用します。
独学の懸念事項は、「自分の書いた解答を他人がどう評価するか」がわからない点ですかね。
ここはもう少し考えないとなあ

今日までに、以下の書籍を流し読みしました。
・中小起業診断士2次試験 診断助言事例クイックマスター基本編
・中小企業診断士 集中特訓診断士第2次試験
・中小企業診断士2次試験 続々・80分間の真実

おおまかですけど、2次試験の内容が掴めました。
また、「80分間の真実」の第1章には試験受験者のアンケート結果(勉強時間、消化した事例数など)が記載されており、これから勉強を始める自分にとって貴重なデータとなりました。
これからどのように学習を進めていくか、自分なりの方針を決めていきます。

2009年8月13日木曜日

夏休みを楽しむ

今日は1日OFF設定日。

午前中のうちに隣区の図書館を訪問。大学教授から読むように指示されていた書籍を借りる。
「社会科学における場の理論」 クルト・レヴィン
パラ読みしたけど理解できねーっ!

他にも読んでおかないといけない本がいくつかある。
ここ最近は1次試験勉強を最重要として、個人的な読書などは後回しにしてきた。今のうちに溜め込んでいた課題もこなしておかないとなあ。

他に借りた書籍
「組織化の社会心理学」 カール・E・ワイク
「フロー体験 喜びの現象学」 M・チクセントミハイ


午後は子供と東武動物公園のプールへ。
今年の夏、はじめて子どもと思い切り遊んだ気がする。ずっと勉強ばかりだったからなあ。

2次試験の情報収集や勉強はお休み。明日から2次の過去問に触れてみる予定。

2009年8月12日水曜日

中小企業診断士養成課程に魅かれる

怒涛の1次試験が終わり、少しだけリラックスした気持ちで2次試験・それ以降の情報を集めていました。

現状では2次試験を受けるつもりではいますが、事例に基づく演習・企業実習を数多くこなせる診断士養成課程にも強い魅力を感じています。

診断士の資格が取得できたとして、直ぐに中小企業の力となる実力が今の自分にあるだろうか。そう考えると少し不安なんです。
いままでIT関連一筋で活動してきたため、正式な診断士となる前に多くの生のケースに触れておきたいという思いが強くあります。

もちろん、試験勉強が嫌だというわけでは無いです。
2次で問われる能力「限られた時間の中で問題の本質を見抜き、自分の言葉で問題点・改善案を指摘する」は診断士として重要ですから。

あとは1次試験でも経験した事ですが「年一回の試験は怖い」というのもあります。
どれだけ自分で勉強したと思っていても、本番の問題が自分と合わなかったり、苦手分野に限って難易度が上がっていたりすると本当に大変ですもんね。

何としても診断士になって生涯の仕事としたい。
嫁さんとも相談しないとなあ。

2009年8月11日火曜日

診断士 2次試験へ向けて

診断士1次試験が終わりました。でも直ぐに2次試験なんですよね。

1次試験の疲れもあってしばらく休みたい、別のことをしていたい気分ですけど、気持ちを切らないで勢いを保ったまま2次試験勉強に突入しないと、あっという間に時間が過ぎ去りそうです。気合いを入れなおさないと。

現時点では、2次試験の知識がほとんどありません。
1次の勉強期間中に2次対策本を何冊か買い込んではいました。
けど、まずは1次に通ることが大前提だったので、2次関連に手を出す時間なんてありませんでした。

今日の夜、まずは2次試験関係の書籍に軽く目を通すところから始めたいと思います。

あと、2次試験も独学でいくのか、スクールを利用するのか決めないとなあ。色々な情報を集めないと。

2009年8月10日月曜日

診断士1次試験 結果

今日のお昼に公式な解答と配点が公表されたので、自己採点しました。

結果を晒します。


経済 80
財務 56
理論 55
管理 65
法務 67
情報 60
中小 41
======
合計 424点


合格できましたああああああ!


ギリギリ滑り込むことができました!(マークミスがなければ通るはず)
応援してくれた方、協力してくれた方、本当にありがとうございます!

最後の中小企業政策を公式解答で自己採点するときは、体が震えてました。

実は昨日の夜、予備校の解答速報で自己採点してたんです。
その時点では中小の正解数が17問で38点。足切りです。
総合でも418点だったので、あと2点足らず。
どうして、どうしてなんだ、あとワンマークじゃないか、と本当に悔しいやら悲しいやら。
家族にも「頑張ったんだけどね、駄目な確率が大きいみたい」と告げてました。

そうしたら子供が「1回駄目だったからってすぐ諦めるな、誰だって最初はできないって、いつもパパ言ってるじゃん。元気だしなよ!」
嫁さんは「正式な発表じゃないんでしょ?少し落ち着いて明日を待ちなよ。精一杯やったんでしょ」

家族の優しさに支えられました。昨日の夜は本当に苦しかった。ありがとう。


そして家族と同じように感謝したいのが、ブログで情報を流してくれた受験仲間と診断士の先生方です。

「最後まであきらめるな」
「1点をもぎ取る覚悟で臨め」
「1日目が終わっても自己採点しないで2日目の勉強をしろ」
「模試で駄目でも、本番で合格した人はたくさんいる」

とても書ききれません。

魂に響くメッセージだけでなく、受験のテクニックなど本当に色々なことを教えてもらいました。
個別にお礼を言うことが難しいのでこの場を借りて改めてお礼を言わせて下さい。

本当にありがとうございました。

2009年8月9日日曜日

診断士1次試験を終えて

長かった2日間が終了しました。はじめての診断士試験。

辛かった。

力を入れて勉強してきたし、家族にも迷惑かけてきたので、絶対に合格したい。そう考えるとやはりプレッシャーがあり、初日の経済が始まる時にはかなり緊張してました。試験が終わった今も、自己採点するのがすごく怖くて、疲れもたまってて気持ち悪い。終わったあああ!って爽快な気分で酒飲める状態では無いです。

正直なところ、できたのかできなかったのか良くわかりません。

うわー!落ちてたら嫌だよう!

ざざっと科目別に感想を記します。

1日目
(一番の山場は財務。ここで足切りに合わず、経済や経営理論で稼いだ上澄みで、平均点60を狙いたかった。)

■経済■
いきなりよくわからない付加価値に関する問題。続いてグラフが2題出た後に外国貿易乗数。自分の中で答えが明確でない問いが続き、いきなりペースが乱れる。このままだと危ないので、よくわからない問題は飛ばすことに。その結果、時間が足りなくなった。ラスト10分で飛ばした問題を慌てて解く。
足切りにはなっていないだろうけど、どのくらいできたかはわからない。

■財務■
経済で乱されたペースを取り戻さないといけない。よくわからない問題は飛ばすことにした。10問目終わってマークしたの3つくらい。こ、これはひどい!
飛ばしすぎて逆に怖くなってきた。どれだけ苦手なんだよ。。。個別原価計算は時間切れで解けなかった。とりあえず全部のマークは埋めた。出来具合は・・・よくわからん。
問題を解き終わった後に、「今年の財務は簡単だったな」とか、例年と比較できる人は凄いよ。
とにかく、足切りは嫌だあああああ

■企業経営理論■
ガソリンエンジンを発明した人は誰か、とか問われて萎えた。ミンツバーグが出るとは思わなんだ。
自分なりには、そこそこできた感触あり。ここで点を稼いでおきたい。

■運営管理■
1日目の中では一番手ごたえがあった気がする。でも採点してみるまではわからない。
物流が6問出てちょっと驚く。「また物流かよ!」と思ったのは自分だけではないはず。
GMROIの問題が解けなくて、最後の30分全部つぎ込んで粘りました。

2日目
(昨日の出来が自分の感覚として良くなかったので、得意の情報で稼ぎたいところでした。)

■法務■
吸収合併、吸収分割、倒産関連のグラフ3問といきなりわけわからん・・・
自信を持って解けたのは、英語の問題くらい。
1問当たり4~5点だよね?足切りの可能性があるんじゃないかこれ・・・

■情報■
得意分野で稼ぎまくってやるぜ!と思ってたのに、わ、わかんねーっ!
一通り問題を解いて、よくわからないから飛ばした問題が10題!
もしかしたら、60点行かないんじゃないか!?
うわー!免除にしとけばよかったあああああ!

■中小企業政策■
難しく感じました。前半の白書部分、ダイレクトに数字を問うケースが多くて大苦戦。覚えてないよー!
後半の政策部分も、なんとなくマークする問題ばかりでした。厳しいなあ


精神的にも体力的にも、予想以上に、大変な試験でした。

2009年8月8日土曜日

診断士1次 試験前夜

いよいよ明日、診断士1次試験当日。今年5月のゴールデンウィーク明けに独学での診断士試験受験を決めて以来、たんたんと頑張ってきました。限られた時間の中で自分でできる勉強は一通りやったつもりです。気持ちは落ち着いてます。

診断士の先生方や同じ受験生のブログを見て、たくさんの貴重な情報や励ましをもらいました。本当にありがとうございます。モチベーションが続いたのは皆様のおかげです。ブログがなかったら、孤独だっただろうなあ。


さて、明日の準備も完了しました。

筆記用具は、普段から使っているシャープペンシルと子供から借りたポケモンの筆入れ、鉛筆、消しゴム。

勉強道具は、TACのポケテキ1日目と、今までの勉強で書き込みまくってきたノート達。これだけ。もっと持っていこうかと思ったけど、会場で勉強する時間ってそれほど無いと思う。時間があるのは経済の前と昼休みくらいか。財務の前と管理の前は30分休みがあるけど、トイレに行ったり、15分前には着席して問題が配られたりすることを考えると、あまり時間が無い。ポイントはノートに書いてあるし、テキストたくさん持って行くと余計に不安になりそう。

冷房が寒いことを考えて軽く羽織る用の上着も用意。
大学の椅子に長時間座っているとお尻が痛くなるので座布団も用意しました。情報処理試験で経験しましたけど、丸1日、固い木の椅子に座っていると尻が痛くなるを通り越して、座っているのが本当に嫌になって集中力が無くなります。要注意です。

昼飯はコンビニのオニギリ2個。500mlペットの水。
食べ過ぎて午後の科目で眠くなるのは絶対避けたい。それなら少しくらい腹が減ってる方が良い。あまり腹が減るようなら、管理の前にカロリーメイトを食べる。

最後に、家族と一緒にお祈りに行った時に買った御守りと受験票。


この後は

今夜はしっかり寝て、明日の朝6時に起きる。経済と財務を2時間勉強し、脳みそを活性化。
会場の千葉商科大まで最寄りの市川駅から徒歩20分以上あるらしい。ここで無駄なパワーは使いたくないので、少しお金かかってもタクシーを使っちゃおう。という筋書きで試験に臨んできます。

2009年8月7日金曜日

中小企業白書2009 WEBで見れますよ

いつものようにAmazonのお急ぎ便で中小企業白書2009年度版を買おうかなあと思っていたところ、どうやら本で買わなくても中小企業庁のWEBサイトで見ることができるようです。


↑はAmazonのレビュー欄でoTToさんが記されていた情報です。
どこで感謝を述べて良いのかわからないのでここで感謝を述べさせて頂きます。
oTToさん、貴重な情報提供ありがとう。

明日の試験が終わったら、はじめの方だけ軽く目を通したいと思います。

試験直前 懸念事項

試験直前の懸念事項を簡単に羅列してみる。

経済:
一番最初の科目なので、良い感触をつかんで勢いを作りたい。が、逆に過剰な期待をしていると、できなかった時の精神的ダメージも大きい。過剰な期待は禁物。

最初の方にグラフ問題がでますよね。試験本番、このいきなりのグラフ問題で「こんなのわかんねーよ」と気が動転することは避けたいので一番最後に回してもいいのかも。「一般常識やグラフから解けるものが多い」と解答コメントで見た気がするので何も対策していません。

法務:
長文が多いし、問題によっては詳細な知識が問われる。2日目の最初なので、前日の疲れを引きずっていると痛い目に合いそうな気がする。さえない頭でウダウダ悩んでるうちに試験終了、は避けたい。初日が終わったら徹夜で頑張って2日目に臨む人がいるようだけど、自分はしっかり睡眠を取る方向で対応します。

情報:
過去問をみると最後の5問くらいが「法律およびガイドライン」「統計」から出てますけど、全く対策しておりません。出ないことを祈るのみ。

中小企業政策:
白書は2008年版のみ学習しており、2009年版は読み込んでいません。2009年版からどれだけ出題されるのだろう。この1年で凄く経済状況が変わってるんだよね。明日、2009年版のはじめの方だけでも軽く見ておこうかなあ。

政策の暗記ができていそうで実はできていない気がする。スピテキをノートにまとめて、スピ問を解くくらいしか学習してこなかったけど、こんなレベルで大丈夫なのだろうか。

2009年8月6日木曜日

財務 直前学習終了

全体的な点数アップのためには苦手科目を潰すことが一番だ、ということで財務・会計に時間を割いてきた。得点アップどころか自分の場合は足切りになる可能性があるのでなおさら対策しなければいけない状況でした。

で、今日の午前中、直前の仕上げとしてDAI-X出版「診断士1次試験直前予想模試」の第二回「財務・会計」を解いてみた。

結果:52点

科目合格点には届かないけど、なんとか足切りを恐れずに戦えるレベルにまでなれたのかもしれない。つまらないミスをしなければ、もうすこし点がとれたかも。とにかく自分の中で目標としていた50点台が獲得できたのが嬉しい。この程度なら、足りない分は他の得意科目で補えるぞ!という希望がでてきた。良い方向に考えて、テンション上げていきます。

時間を計りながら模擬問題に挑んだ結果をもとに、当日のイメージも持っておく。

・時間が足りない。模擬問題でも時間切れで4問解けなかった。当日も時間切れになることを意識して、5分前になったらとりあえず全部のマークシートにマークする。今の自分では全部は解けないと割り切る。
・清算表は時間がかかるので一番最後にする。
・他にも時間がかかりそうだな、と思ったものは迷わず後回し。とにかく時間との戦い。
・解けない問題にはこだわらない。解ける問題を確実に取る。
・この科目では最低足切りをまぬがれること、50点台とれれば予定通り、と考える。


他の科目も、当日になって慌てないためにイメージを持っておこう。

2009年8月5日水曜日

受験票に写真貼って集中力アップ

ブログに多く時間割ける状況じゃないけど、気晴らしにチョコチョコと書く。

・夜12時30分に寝て、朝5時30分におきる生活に切り替えた。今のところ上手く行ってる。

・飲むと勉強できなくなるから、という理由で、ここしばらく酒をまったく飲んでいない。
試験が終わったら思いっきり飲んでやる。

・今日、診断士試験の受験票に写真を貼り、勉強机に立てかけてみた。
「今週末に診断士試験なんだなあ」と実感が湧いてきて、その後は集中して勉強できた。

・苦手な財務に集中して時間かけているだけあって、多少マシになってきた気がする。
DAI-Xの一次試験直前予想模試2回目の財務を解いてみて、直前勉強の成果を確認したい。

2009年8月3日月曜日

DAI-X出版 1次試験直前予想模試 第1回結果

タイトル通り、診断士試験・直前予想模試第1回の全7科目が終了。結果は

経済 76点
財務 40点
理論 52点
管理 50点
法務 52点
情報 76点
政策 50点

合計396点 平均56.5点

現時点ではダメなところだらけだけれど、残り5日の頑張りで、なんとかなりそうな気がしないこともない。
希望を捨てずに頑張らねば。

メモ:科目別反省

経済、情報:
得意科目と言っていいのかわからんが、本番ではこんなにいい点数が取れないかもしれない。他の科目を引き上げる必要がある。

財務:
とにかく計算問題に対応できていない。足切りを避けるためにも、要重点学習。
ファイナンス系は多少ましになった気がする。

理論:
「最適なものの組み合わせはどれか」「最適なものはいくつあるか」問題でミス多すぎ。ある程度は絞れても最終的に間違えてる。労働関連法規の理解が甘い。要復習。

管理:
生産のプランニング関連は全体的に甘い。その他、まちづくり3法、商圏、マーチャンダイジングの計算など。

法務:
試験本番は全25問、1問あたり4点と思われるので1問でも多く稼ぎたいし、落とせない。
残りの時間、どこに力をいれるべきか判断に迷う。

政策:
白書関連は勉強の成果がでたのか正答率がかなり良かった。反比例して政策部分が間違いまくり。
問題を読んでいても「そんな政策があったなあ」程度で内容が出てこない。政策を重点的に覚えれば本番はいけそうか。

2009年8月2日日曜日

危ないの財務だけじゃなかった

DAI-X出版「一次試験直前予想模試」に挑んでいます。
昨日は「経済」「財務」をこなしたので、「経営理論」「運営管理」もやってみた。

経営理論 52点
運営管理 50点


;`;:゙;`(;゚;ж;゚; ) ブッ


自分の中の勝手な合格シミュレーション
・財務は足切りギリギリの40点。足りない20点は情報と経済の上澄みでなんとかカバーする。
・法務と政策が50点台として、足りない分は経営理論と運営管理でカバーする。
・そして合格。イヤッハー!

だが現実はどうだ・・・ 
と、得点源だと勝手に思ってた経営理論と運営管理が60点行かないなんて・・・
カバーするどころか足引っ張ってるじゃないか・・・


しかも自分の危うさが家族にも伝染してる。

昨日の夜から子供は熱を出すし、嫁さんは美容院から帰ってきたらIKKOそっくりになってるし、母親は「東方神起に解散説があるってパートさん仲間からきいたんだけど、あんたネットで詳しいこと調べて教えてくんない?」とか慌ててるし。ああもう。

財務で足切りっぽい予感

愛媛の伊予柑いい予感。ってCMがあったけど、自分の財務・会計は悪い予感しかしない。

昨日届いたDAI-X出版「一次試験直前予想模試」の第一回「経済」「財務」を解いてみた。

結果
経済 19/25 1問4点として76点
財務 10/25 1問4点として40点

本当に財務が危ない。他の科目で例え100点満点とれたとしても、財務で足切りになったら意味がない。残り1週間、半分くらいの時間は財務に当てないと駄目かもしれん。

問題を解いてみての感想
・以前と異なり、「なんだよこれ!全然わかんねーよ!」という問題はかなり減った。
・計算問題は何となく計算し始めるも途中であやふやになり大混乱。単純に理解と訓練が足りないのだろう。
・1時間では時間が足りない。

この時期でこれだけできてないと、精神的にかなりキツいなあ。


勉強に時間を割きたいのだけど、夏休みの子供が「NARUTOの映画が見たい!」と言うので、一緒に映画を見てきた。最初は子供が映画を見ている間、自分はcafeで勉強でもしてようかと思ったけど、家族と過ごす時間も大事よね。ポップコーン食べながら久しぶりの映画を楽しみました。

メリハリつけて頑張ろう。

2009年7月31日金曜日

この時期にポケテキ入手

試験まで残り一週間。このタイミングでTACのポケットテキストを購入。
amazonのお急ぎ便なので注文の翌日に着いた。便利だなあ。

今まではひとつの科目に連続した時間を割いて、基本的内容を理解することに力を入れてきた。でも、同じ科目を連続して学習していると、その間に他科目の細かい理解を忘れる。本試験ではパッと出た問題に即座に対応する必要があるので、頭の切り替えを早くしないといけない。

残り一週間で試験用の脳に、どんな問題が出ても即座に対応できる脳に切り替える。そのためのポケットテキスト。
  • 今まで学習してきたスピテキ、スピ問の重要部分が抽出されている。
  • 7科目がコンパクトな2冊にまとまっていて、短い時間で全体を確認することができる。
基本問題だけは落とさないぞ!という心構えです。

他にも、今更ながらテキスト購入。

ファイナンスに苦手意識があるので
「09年版クイックマスターシリーズ ファイナンス 財務・会計」 同友館
新しい問題を解きたいので
「中小企業診断士1次試験直前予想模試」 DAI-X出版

諦めないで、足掻いてみる。

2009年7月28日火曜日

RJP(Realistic Job preview)理論に基づく診断士像

来週の土、日曜日は診断士試験だというのに、勉強時間が作れていない。
理由は「他にもやることがあるから」である。
何をやっているかというと、修士論文ついてどうしようか思案中。月末(今週金曜)までに担当教授へ研究計画書を提出しなければいけない。〆切が先なので、こちらを優先。

ネットや書籍で「個人のキャリアに関する理論」を色々と漁っているときに「RJP」が目に留まったので記録しておきます。

(wikipedia 日本語がないので英語)

裏表の無いリアルな事前職務情報。
企業の採用情報は、どうしても良い面を見せたがる。例えば、チャレンジな仕事、若くてもマネジャーになれる、素敵な福利厚生施設、社内教育制度。でも表にはでてこない泥臭い面もたくさんあるわけです。そのような裏を知らずに採用され、現場に出てから期待と現実のギャップを感じて苦しむ人が出てくる。
そのため、事前の採用情報で良い面も悪い面も提供しましょう。そうすることで、
  • 事前期待とのギャップが減る
  • 入社後の自分の仕事が明確にイメージできる
  • 組織に対する一体感が増す
などの効果があり、雇用維持に効果がある、というもの。

これは入社に限らず、昇格/昇進についても言えると思う。
自分が所属するIT業界で例を挙げると、ほとんどの人はエンジニアからスタートする。有る程度の年齢、経験年数が経つと、技術専門職か管理職かの分岐を迫られることになるのだけど、このタイミングでの情報提供が本当に少ない。世間的に管理職とはどういうものなのかという情報は、それこそWEBでも入手できるけど、自分の会社における管理職はどういうものなのか、技術職はどういうものなのか、職務分掌規定として期待される役割は明示されているだろうけど、現場レベルでの良い面と悪い面が事前に明確にされていないケースが多い。この辺りのモヤモヤが晴れると、社内人事に対する不満感も軽減されるのでしょうね。

みなさんの会社ではどうでしょう。

===

今現在、中小企業診断士合格に向けて勉強を続けているわけですけど、良い面、悪い面を含めた診断士の実像ってどうなの?その辺りを自分はしっかりと認識した上で診断士への道を歩んでいるのだろうか。と改めて考えてみる。

現場でのリアルな話は先輩方のblogが役に立ちますね。
大幸経営_大石先生のblog「後進を思う方々」のエントリーで独立開業研究会 初代会長の辻井啓作が作成された小冊子「中小企業診断士として講演の仕事をするための心構えと基礎知識」のリンクが張られています。このような情報を提供してくれる先輩方に本当に感謝します。

2009年7月27日月曜日

朝型生活に変えないと

試験が近くなってきているというのに、相変わらずの夜型生活である。
家族の寝静まった夜中の方が集中して勉強できる、という大きな利点があるけれど、本番試験は夜中ではないのだ。まだ2週間近くあるうちに脳と体を朝型に変えないといけない。
わかってはいるけれど、既に体に染みついた習慣を変えるというのは難しいね。

初日の最初の科目は経済。「脳が目覚めないうちに試験が始まって凡ミス連発」は避けたい。できればこの科目で得点を稼いで(手ごたえをつかんで気分が良い状態で)、次の科目、苦戦必至の財務に繋ぎたい。

2日目の最初の科目は法務。長文事例が多く出るのでこれも苦戦必至。寝ぼけた状態では時間切れになる可能性もある。

こうやって当日のことを考えると、怖くなってくる。年一回の試験はプレッシャーが厳しいなあ。

2009年7月26日日曜日

wikipediaで知識補填

未だに財務会計だけは基本部分の学習をしています。利用しているテキストは、スピテキ、スピ問、ロジ財、過去問。以上を独学。

財務会計だけは予備校の単科コースを受けた方がよかったのだろうか、などと、試験直前になって不安要素があると色々と余計なことを考えてしまいます。どうしようもないのにね。何事もメンタルの強さは重要だわ。

で、財務。
いちまち理解があやふやな用語、考え方に関して、この土日を利用してwikipediaで知識補填してました。プログラムを学んだ時の経験ですけど、色々な書籍を読むことで(異なった説明を脳に蓄積していくことで)自分の中での理解が突然パッと明解になったことがありました。またそれが起きないかなあと思って。今のところ、起きてないのが悲しい…

平成20年、19年の過去問を解きましたが、4割ライン。
残り2週間で何とかしないと。

2009年7月23日木曜日

相変わらず財務が弱い

財務の過去問を解いているのだが

今まではアカウント関連(簿記の基本、財務諸表、キャッシュフロー、原価計算、経営分析)に力をいれて学習してきた。時間をかければ解けるようになってきている。その反面、ファイナンス関連が手薄になってることに今更ながら気がつく。

現状の課題
・計算問題に時間がかかりすぎる
・ファイナンスの基礎が弱すぎる

その他科目で手薄な箇所
・管理 IE
・法務 会社法
・政策 白書部分

後はガンガン問題を解くのみ。諦めないで頑張らないと。

夏にバテる

それを人は夏バテと言う。

食欲が無いのに腹は減るという矛盾。蕎麦ばかり食う毎日。このままでは本当に危ない。
試験まで3週間を切ったというのに、先に締め切りのあるレポートや仕事を優先させているため、いまいち診断士の勉強が捗らない。うぐー

まだ3週間もある!と考えて、立て直さないと。

2009年7月19日日曜日

目の疲れにキューピーコーワi

一日中PCの前に座りっぱなしの生活を続けていると、体に問題が出てきますよね。
目が疲れる、肩がこる、首・背中・腰・尻・手首が痛い。
ほんとこんな状況で、仕事を続けられるのだろうかと不安になります。ええ。

自分の場合、特に目の疲れがひどいんです。
眼球が疲れるというより、目の奥が疲れる、という感覚で、時々軽く頭痛もする。
数年目から「流石に健康に気をつけないといけないレベルになってきたなあ」と思い、マウスやキーボード、ディスプレイを体の負担にならないものに変えたり、定期的な自己マッサージをしたりと工夫をしております。

で、今日は薬の話。

キューピーコーワi

目薬を買いに薬局に寄った時に、偶然見つけた。今までサプリメント、ビタミン剤の類は効果が怪しくて敬遠していたのですけど、パッケージに書いてある「目の奥が疲れる。疲れが肩まで来てる人。」というキャッチに心を動かされ買ってみた。

すっごい効果がでるよ!

毎朝仕事を始める前に3錠飲んでいるんだけど、それから目の疲れを感じなくなりました。今では手放せない状況です。ということでお勧め。

2009年7月17日金曜日

TAC診断士1次模試の成績表が届いたのだが

「あなたの成績判定 E 基礎力が不足しています。基礎的な知識の習得・理解が必要です。」

青魚食べて頑張ります。


「基本に立ち返り、基本書・基礎問題の総復習をしてください。」

先生!そもそも総復習って言えるレベルになっていないと思います!


「30点以下の科目があります。本試験では4割以上得点できるよう重点的に復習しましょう!」

40点以下が4科目もあるのですが、どうしたもんでしょう。

===
模試の結果を受けて、どう勉強につなげようか考えていたんだけど、成績表を眺めていたら設問別正答率が表示されているじゃないですか。

まずは、正答率が50%以上(2人に1人は正解レベル)なのに自分が間違えた問題をやり直す。
次に正答率が50~33%(3人に1人は正解レベル)なのに自分が間違えた問題をやり直す。
試験までの残り時間を考えるとできてここまでかなあ。正答率30%以下の問題にこだわる余裕がないよ。

成績上位者の点数も公表されていたけれど、免除申請している人が多いっすなあ。一発で通るには厳しい試験なんだなと改めて思う。でもまあ、他の人と自分を比べても仕方ないよね。地道に勉強します。

2009年7月16日木曜日

情報処理試験の試験会場に関する噂

前のエントリーでも書きましたが、情報処理技術者(秋)試験の申し込みが始まってます。

受験会場は申し込み時点では「東京」「千葉」など大雑把な区分しか選べず、実際にどの会場になるかは受験票が届かないとわかりません。もし会場が自宅から電車で1時間近くかかったり、駅から徒歩20分もするようだと試験そのものに影響しかねません。なので受験会場は受験するにあたってとても重要な要素なんです。

で、情報処理試験の会場の割り振りに関しては、ある噂があるんです。聞いたことがある人も多いと思われます。それは

「情報処理技術者試験は、早く申し込んだ人ほど自宅近くの会場に割り振られる」

最初聞いた時は、えー!ほんとかよー!なんて半信半疑でした。
でも自分の経験を振り返ると、単なる噂とは言えないかもしれません。(かれこれ10回くらい受験してます情報処理試験。半年に一度の恒例行事化してます。)
  • 締切ギリギリに申し込んだ時、自宅からものすごく遠い高校でした。電車+徒歩で計90分位。
  • 受付開始日に申し込んだとき、自転車で10分くらいの高校でした。それ以来、受付開始日に申し込むようにしてますが、それなりに近いところばかりです。電車で15~30分くらいの会場。

あくまで噂ですけど、早めの申し込みをお勧めします。

2009年7月15日水曜日

起業者向け税務・会計・資金繰りセミナー

5日間(計10時間)1000円の起業支援セミナー第2回目に行ってきたので報告するッス。今回のお題目は「会社設立の手続きから税務・会計・資金繰りの基礎知識」。ちょうど診断士の試験勉強で、経営法務や財務会計を学んでいたので楽しみにしてたッス。

公認会計士・税理士の先生による教科書に書いてない話が盛りだくさんでした。いくつかを紹介します。


一般消費者として消費税と関わると単に払うだけのものだが、経営者として消費税と関わった場合、入ってくる消費税と出ていく(払う)消費税がある。そしてその消費税を納めるにあたってのルールがあるという話。全然知らなかったぞ…


知り合いから出資してもらう場合は注意が必要。大きく利益が出た時は分け前を要求されることが多く、裁判になるようなケースも多いらしい。できるだけ自分で出資すること。若い時、貧しい時に仲間と集まって事業を始めるケースはトラブルも少ないが、大人になってからの金だけの付き合いになると義務・見返りの要求が生じるもんだ。


取締役が1人だと「代表」は名乗れない。あたり前だが代表と名乗るには取締役が2人以上必要。業種によるけど、日本の商習慣では未だに「代表取締役」が求められることも多いよ。


会社で登記を変えると、そのたびに登記手数料+行政書士への代金がかかる。2年ごとに取締役の更新などしていると、意外と馬鹿に出来ない。


コンサルや士業などの専門家集団にLLPは有効だ。パススルー税制というものがある。検討すべき。


予算目標、利益予想ができるかどうか。これがビジネスができるかどうかの差になる。また、予定と違っていたら考え直す、やってみたら思うようにいかないことがたくさんある。これを楽しめないと社長は務まらない。


金は払える時に払っておくこと。1回でも遅れると、人間は弱いのでモラルハザードに繋がり易い。1日でも支払いが遅れるということは、余裕のないカツカツの会社であると周囲から評価されてしまう。余裕があれば遅れないのだ。一度信用を失うと、回復するのは難しい。


会社は社員の給料から税金(源泉など)を差し引いてそれを納める義務がある。だが、経営が苦しくなるとその預かり金に「一時的に借りるだけ」と自分に言い訳をして手を出す経営者が多く、後で納めるときに苦しくなるパターンが多い。


極端な話、財務諸表と損益計算は年末まで放っておいてもいい(最終的に提出が間に合えばいい)が、毎日の資金繰りは切れたらアウトだ。
支払は5と10のつく日(ごとうび)と月末に集中する。ここで金があるようにしておくこと。


10ヶ月目で売上集計して税金がどのくらい取られるか考えること。その時点で手持ち資金が乏しくても、2か月あればなんとか調達できる。


飲食など設備投資が必要な業態は金繰りが大変だ。最初はこじんまり始めるのがいい。個人の場合、フランチャイズのように経験やブランドがあるわけではない。営業しながら店の方向性も変わっていくことが多い。また、金繰りだけでなく予定していた仕入れが入ってこなかったり客同士のトラブルなど、色々な問題がある。めげないこと。


業界、業態によってルールや流儀、上手く経営するためのコツなどがある。その道のプロ(同業の先輩)に聞くのが良い。人間関係も大切に。


まだまだあるんですけど、たくさん打ち込んで手が疲れたのでこの辺でご容赦を。
※先生は「毎月」を「まいげつ」と読み上げてた。会計の世界の発音なのだろうか。しびれるぜ。

=== ===
参考になりましたら、応援クリックお願いします。↓