2010年4月9日金曜日

iPhone OS4.0登場 開発はどう変わるか

事前の噂通り、iPhone OS 4.0が発表されました。リリースは未定。
SDKベータ版も配布が開始されています。

内容については、すでに多くのWEBサイトで取り上げられている通りです。





注意点として、メモリが128MBなデバイスではOS4.0のアップデート対象に含まれないようです。
3Gの自分涙目。買い替えろってことですかそうですか。



ユーザー視点で見れば、マルチタスク対応!わーいわーい!で良いかもしれないけれど、
開発側から見れば、また色々な苦労が増えるわけですね。

SDKの中身を見たわけではないので、まだ正確なことは何とも言えませんが
発表内容から開発現場で考慮しなければいけなくなりそうな点を考えてみる。

■バーション別管理
AppStoreにおけるアプリの売り出し方は変わるのか。OS4.0アプリをiPhone3Gの人が購入した揚句、レビューで星一つ「動きません」とか出てきそう。
OSのバージョンやデバイス別にソースコードを分岐させることは、品質面、管理面でとても面倒くさい。

■マルチタスク
ホームボタンのダブルタップで実行中のアプリの一覧が表示される。この一覧はいつでも呼び出し可能。ゲームその他、実行中のアプリは一時停止する。
タスクマネージャーはない。ユーザーはアプリを閉じたり操作したりすることはできない。
とのことだが、これらはJ2ME Xletのようなアーキテクチャを連想させる。タスクマネジャーの代わりがアプリケーションマネジャーで、アプリの代わりがXlet。このあたりの仕組みによってはコードが変わりそうだけど、どうなんだろうか。

■メモリ管理
マルチタスクとは、お作法がよろしくないアホなアプリと同居する可能性が生じることも意味する。
メモリ関連の取り扱い、イベントは更なる注意が必要。

■価格の付け方
テストが大変になりますね。OSバーション別テスト、デバイス別テスト、その他色々。つまりは開発コストが上がります。ビジネスとして見た場合、100円アプリで利益を出すのは厳しい。でも高いと売れないし、価格付けのバランス感覚が問われる。


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