2010年12月30日木曜日

今年の診断士試験を振り返る

さて、12月30日ということで今年も残すところ今日明日の2日間で終わりですね。明日から年を跨いだ旅行に出かけるため、本年最後のブログ更新です。診断士試験の振り返りをしておきます。

2回目の2次試験

結果は残せませんでしたが、終わってみて不思議な充実感があります(不合格で満足しているわけではありません)。死ぬほど苦手だった財務事例でAがとれたことと、試験直前時期に凄い勢いで事例を解きまくったからでしょうか。1事例を80分で解き、振り返りなどを行っているとあっという間に2時間は経過しますよね。学習時間を記録していないのでわかりませんが、かなりの時間を2次試験学習に割いた気がします。

そうはいっても「合格した人と比べると総合学習時間は全然足りないな」とも思います。今年の合格者と話をする機会がありました。「2次専門の学習機関に通い、ブレない思考と解答プロセスを確立し、年初からオリジナル問題、過去問題を解きまくってきた。」 その話を聞いたときに、自分は遠く及ばないなと痛感しましたね。

自分は何十万円もお金もかけられないし、休みの日も受験機関に通えない事情があったので2年間独学を貫いたけれど、まあ独学は難しいですね。

独学の難しさ

どうやって勉強したらいいかがわからない

受験機関ならば確立された思考ルーチンや解答プロセスがあるでしょうから、後は80分で結果を出せるよう訓練を重ねて行けばいい。独学者の場合、「思考ルーチンや解答プロセス」を何らかの手段で手に入れる必要があります。ひとりで試行錯誤することは非常に効率が悪いです。時間の無駄かも。

問題が手に入らない

過去10年分くらいの過去問はネットで手に入れることができます。でも、過去問以外にも問題を解きまくらないと実力は伸びないですよね。その問題をどこで手に入れるか。雑誌「企業診断」にも2次オリジナル問題が載っている時がありますが、それでも数は足りないでしょう。

ペースがつかめない

仕事が忙しかったりすると、優先度の関係上、診断士学習は後回しになりますよね。問題はそのあと。一度継続して学習する習慣が乱れると立て直すのが難しくなったりします。予備校などに通っていると、自分の気持ち・感情に関係なく勉強しないといけないのでペースメーカとしての役割も果たしてくれます。自分のような怠け者の場合、「忙しさが落ち着く3ヶ月後くらいから学習を再開すればいいや」というようになってしまい、勉強しない時期がポッカリできることに。

不安だわ

ひとりぼっちはつまらない だれとでも仲良くなって、友達になろう♪
という子供向けの歌がありましたが、ひとりで勉強しているのは辛いです。迷路に迷い込んだ感じになると、なかなか抜け出せません。同じ方向性の仲間がいて、色々な話をできたなら、どれだけ救われたでしょうか。

受かりたいなら何らかの受験機関を利用すべき

「2年経って今さら何を言っているんだ?」と思われるかもしれませんが、独学はしんどいです(もちろん独学で合格する人もいるでしょうけど)。

ちょっとお金はかかるけど、ババーン!と自分に投資して、投資した分は絶対に取り返すぞ!という気持ちで1年通じて確立したプロセスで学習することが早道なのでしょうね。予備校通ったから合格する保証なんてないし、自分に合う合わないという部分もあるでしょうけど、2年間独学でダメだった自分はそう思います。

それでは皆様、よいお年を!

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