2010年12月2日木曜日

消費者行動変化で小さい会社は生き残れるのか

PCの価格が安くなりすぎて怖い」というエントリーを書いた。
今回はその続き。

秋葉原も変わったよね
PCの自作と言えば、東京の人がまず思い浮かぶのは秋葉原。
自分も何度か足を運んでいるけれど、様々なショップを巡回し、少しでも安い価格でパーツを手に入れるのが楽しかった。

その秋葉原も、ここ数年で随分と様変わりしてきた。

電子機器・部品の街から、メイドや同人ショップなどが流行りマニア色が多様化、外国人客の増加、、駅前再開発(秋葉原クロスフィールド、UDX)、ヨドバシAkiba、秋葉原デパートが無くなりアトレオープンなどなど。

AISAS怖い
街も変わったけど、消費者行動も変わった。AIDMAからAISASへ
欲しいものがある場合、まずネットで検索しますよね。

価格comとかで最近の売れ筋や最安の価格、最安値提供店舗などが家に居ながらにしてわかる。送料も無料の店舗が多い。
電車賃を払ってわざわざ実店舗まで足を運び、購入するメリットがなくなった。

例外として、テレビの綺麗さや、冷蔵庫の大きさなど、実物を確認したいものがあると思う。
値段が高くなればなるほど、実物は見ておきたい。納得感、安心感のために。

でも、店舗で実物だけを確認し、購入するのはネットの最安値店舗という人も増えてきたと思う。

なんというか、安い価格を提供しないと、店舗は生き残れないのかな。
詳しい店員がいる、くらいじゃ差別化にならないんだろう。
(秋葉原だと客の方が詳しかったりするかも・・・)

民事再生や事業譲渡も
先日のニュースになるけど、秋葉原の有名PCパーツショップ T・ZONE 事業譲渡!というものがありました。譲渡先は、同じくPCパーツ「ドスパラ」を展開する企業。

同じく秋葉原のPCパーツ屋の「TwoTop」「Faith」は株式会社MCJのグループ会社
このまえ紹介したマウスコンピュータもここの系列。
(iiyamaまでMCJのグループ会社だとは知らなかった・・・)

ツクモは民事再生でヤマダ電気に全事業譲渡しているし、PCパーツ業界は相当なレッドオーシャンなのだろうか。

低価格を続けるには
体力のある会社が、大量仕入れを活かしてバンバン安く売る。
消費者として安いのはうれしいけど、小さい企業や商店が潰れていく現状は、日本経済的にどうなんだろう。

自分の所属するIT業界だって、安くないと売れない・受注できない、人件費下げろの波が大きい。自分の専門分野ではないけれど、WEB業界も相当な低価格化が進んでいて、生き残りが大変みたいだ。

ちょっと気が滅入る。

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