2010年3月22日月曜日

レジ・会計も全自動の時代

レジもセルフで行える時代だとは知らなかった。

なんだろう。少し複雑な気分だ。
数年前の自分なら、単純に「便利な世の中になったなあ」程度の考えで終わったのかもしれない。

ブログを書きながら、少し考えを整理してみる
(考えをまとめてブログに書くのでは無く、書きながら考えます。かなり読みにくくなりますがご容赦ください)

店側の視点でITの導入を見ると
  • スピード化による顧客満足向上
  • コストのかかっていた処理を削減(結果として人件費削減)
  • 手の空いた人間をコア業務へ振り分ける
といった効果が考えられるのだろう。

売上を伸ばし、費用を削減することで利益を伸ばす。ごもっとも。

近年の不景気事情もあり、雇用の視点で考えてみる。
  • レジ打ちのような専門性の高くない作業(習得コストの低い作業)は、どんどんメカ・ITに置き換えられていく。
  • 専門性の高くない作業単価は低い。別に誰でもいいのかもしれない。
  • コア業務は高い専門性が必要なので、誰でも簡単にできるわけではない。採用側は即戦力が欲しい。
  • 専門性を活かせないと再就職は難しいので、労働者は今の職場にしがみつく傾向が生じる(流動性の低下)

専門性は実務の中で身につくものだと思う。
  • 誰でも最初は素人から始まるのだが、最近は素人を採用してくれない風潮がある。育てる余裕が無い、と言うべきか。
  • 高い専門性は、誰にでも身につくものではないと思う。その人に合った適性がある。
  • IT化が進むほど、誰でも簡単に職を見つけられる時代ではなくなっていく。
  • 専門性の無い人でも働ける仕事は、代替が効く(他の人でも良い)ため、仕事とアイデンティティの関係が薄まる。

このあたりで自分が最初に感じた「複雑な気分」とやらを言葉にしてまとめてみたい。

IT技術は世の中を良くするためにある。
反面、「人が働きにくい環境の構築にも助力しているのではないか」


まだまだ勉強しなければいけないことは山ほどありそうだ。

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