2009年6月14日日曜日

ユーザビリティと顧客満足

夕方から大学院でセミナーがあったので参加してきた。

「ユーザビリティと顧客満足 ~ ユーザエクスペリエンスを高めるために」
という題目で、産業技術大学院大学助教授 安藤昌也先生が登壇された。

一般的な「ユーザビリティとは」という話から始まって、現在の製品においてユーザービリティがどれだけ顧客満足に影響を与えているか、といった内容について、先生の研究事例や数多くのコンサルティング実績に基づき説明がなされた。

人間中心設計やISO13407、電子政府ユーザビリティガイドラインの話など、自分の知らないキーワードが出るたびに持ち込んだMacBookで直ぐに調べる。セミナー、講演でモバイル環境は手放せないね。
いやあ、専門家の知識って凄いなあ、と感心しまくり。


「中小企業診断士って言っても、会社経営したこと無い奴が診断なんてできるのか?」
なんて厳しい批判をネット上で見かけることが多々ある。
今日のセミナーでも感じたことだが、経営者の経験は確かに重要かもしれない。でもそれ以上に、突出した専門性がこれからの時代は大切だと思うんだ。まあ、コンサルに限った話ではないけどさ。

「なんでもできます、と言うのは、何もできないのと同じだ」というのはどの本で読んだ話だったかなあ。
組織の活性化であれば、その道の専門家。WEBマーケティングであれば、その道の専門家。投資に対するアウトプットを期待するなら、専門家に頼む方が良い。(流石にコンサルに専門バカはいないという前提)

診断士として独立した後も、自分に対する戦略を考えないといけないのね。自分の強みは何か。周りの環境はどうか。などなど

今から自分の専門分野を考えておかないと。

最後に:
ユーザービリティで欠かせない書籍を紹介しておきます。製品開発に限らず、サービスに関わる社会人は必読だと思う。

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
野島 久雄

新曜社 1990-02
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